「命守れ」「五輪やめろ」と520人がデモ
「命守れ」「五輪やめろ」と520人がデモ
「スガをたおせ!」「オリンピックやめろ!」「改憲・戦争絶対反対!」----3月21日、「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会が呼びかけた集会とデモに、悪天候にもかかわらず520人が結集し、銀座の街に怒りのコールを響かせた。
午後1時からの日比谷野外音楽堂での集会は、杉並区議会議員の洞口朋子さんと全学連の石田真弓さんの司会で始まった。大行進運動の呼びかけ人を代表し、森川文人弁護士が「歴史を動かすのは私たち。この世界を変えるために声を上げよう」とあいさつ。続いて3・8国際婦人デー行動の報告、高槻医療福祉労組のスト報告、都立病院独法化阻止のアピールが行われた。福島から駆け付けた椎名千恵子さんは3・11反原発福島行動の成功と事故から10年を超えて闘う決意を語り、呼びかけ人の福島尚文さんは今国会での入管法改悪阻止を強く訴えた。
集会のメインアピールを行った高山俊吉弁護士は「改憲・戦争絶対反対の声を高く上げることが今ほど求められている時はない」と語り、全国で大行進運動を大きく発展させていくことを訴えた。大行進運動の呼びかけ労組である動労千葉、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同がそれぞれ闘いの報告と決意を語った。三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんは3・28芝山現地闘争への結集を訴えた。沖縄、木更津、横田から反基地闘争の取り組みが紹介された。
在日ミャンマー人の女性たちが登壇し、国軍クーデターに抗議する民衆を虐殺する治安部隊を弾劾、「2021年民衆闘争は絶対に勝利する。そのために日本のみなさんの力を貸してください!」とアピール。星野文昭さんの再審・国賠闘争と全国水平同盟のアピールに続き、全学連の学生の決意表明(要旨別掲)に会場が大きく沸いた。
呼びかけ人の野本三吉さんがまとめを行い、デモに出発。雨天にもかかわらず沿道にはカメラやスマートフォンで撮影する人も多く、大いに注目を集めた。
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学生は反戦・政治闘争を闘う
私は全学連で活動している学生です。菅首相は「コロナウイルスに人類が打ち勝った証しとしてオリンピックを行う」と言いますが、彼の言う「人類」とは一体誰のことでしょうか。コロナ禍で労働強化や賃下げにさらされている労働者か。昨年の1年間で自殺という形で殺されてしまった500人もの小・中・高校生か。アルバイトがなくなって困窮する大学生か。いや、菅の言う「人類」とは、電通やパソナや経団連といった一部の資本家のことでしかありません。
先日、ミャンマーで200人以上の人が軍政への抗議活動中に殺されたと報じられました。日本に住んでいる私たちに何よりも求められていることは、この日本から声を上げることです。そして反戦闘争、政治闘争を盛り上げていくことだと思います。今、京都大学で闘われている処分撤回闘争は、学生が団結して立ち上がれば大学も社会も動かすことができるということを示しています。共に闘っていきましょう!