若者の声を杉並から! 区議会議員 洞口朋子 五輪やめ医療支援を 洞口杉並区議、予算委で意見開陳
週刊『前進』04頁(3187号04面05)(2021/03/22)
若者の声を杉並から!
区議会議員 洞口朋子
五輪やめ医療支援を
洞口杉並区議、予算委で意見開陳
3月10日の杉並区議会第1回定例会予算委員会で、洞口朋子区議が意見開陳を行いました。要旨を紹介します。(編集局)
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【1】原発事故は終わっていない! オリンピックやめろ!
原発事故は終わっていません。安倍前首相の「アンダーコントロール」宣言で東京五輪は呼び込まれましたが、放射性物質や放射能汚染水は管理されているどころか今なお膨大に垂れ流され、「復興五輪」の名の下に帰還の強制と被災地切り捨てが進んでいます。東京オリンピックはただちに中止すべきです。ましてや世界はコロナ禍のただ中にあります。東京オリンピックにかかる予算をすべて医療支援と生活保障に充てるべきです。
【2】コロナ禍の労働問題
特に深刻なのは女性労働者の現実です。総務省が発表した1月の労働力調査によると、非正規職の女性労働者は前年同月比68万人減で、減少幅は男性(22万人減)を大きく上回りました。緊急事態宣言下の休業などの影響は、非正規職労働者、とりわけ女性や青年を直撃しています。
【3】医療は社会保障だ!
あらためて、田中杉並区長の「トリアージ発言」を弾劾します。コロナ禍で命がけで働く医療労働者に対して「生かす命」と「切り捨てる命」の選別が強制されることなど、絶対に許してはなりません。これは現場の医療労働者の誇りを踏みにじるだけではなく、医療の性格を根本から転換させ、命に優劣をつける優生思想に直結するものです。田中区長は東京都に対するトリアージ基準策定の要請を撤回すべきです。
【4】児童館潰すな! 再開発・道路拡幅をやめろ!
杉並区が進める児童館全廃に絶対反対です。新型コロナ対策に一切を集中させるべき時期であり、住民合意もない中での土地区画整理事業と関連事業はただちに中止すべきです。