日教組香川三観地区教組 変形労働時間制を導入するな 条例化阻止へ連日の行動
週刊『前進』04頁(3187号04面03)(2021/03/22)
日教組香川三観地区教組
変形労働時間制を導入するな
条例化阻止へ連日の行動
(写真 香川県議会前行動【3月8日 高松市】)
この2月、香川県教育委員会が県議会に「変形労働時間制の導入」を提案することを知った。これまで私たちは、何度も県教委に出向いて反対を訴えてきた。反対署名も集めてきた。しかし、県教委は現場の声を一切無視し、議会提案を強行しようとしている。闘いは煮詰まったのだ!
3月7日、委員会提案の前日。午前、拠点の観音寺市で集会をもつ。「働く者を人間扱いせよ」「自分たちの労働条件は、自分の言葉、行動で訴え、勝ち取るもの」と訴える元非正規職の保育士さんのお話を聞き、闘いに向けて私たちの意志を固める。午後、高松の繁華街で街宣。私もマイクを握り、一生懸命に訴えた。
翌8日、文教厚生委員会で県教委が提案。私たちは早朝からJR高松駅と県庁前に分かれてビラ配り。連帯ユニオンの青年も行動を共にする。9時、県教委に抗議申し入れ。9時半、県議会へ再度の申し入れ。議員へも直接訴える。何人もの議員が「反対する」との回答。10時、委員会開会と同時に、議会に向けマイクでのリレーアピール。
「県議会は教員に変形労働時間制を導入するな!」「勤務時間撤廃条例など、私たちは求めてもいない。望んでもいない」「欧州で調査と言いながらビールを飲んできた議員らは県民のための仕事をしろ」「ゲーム条例を強硬に決めた議員たち、よく聞け。1人1台のタブレットは誰が管理するのだ! 消毒に続いて、またもや教員の業務を増やしているぞ! 何が『教員のため』だ、うそをつくのもいい加減にしろ!」
怒りは最高潮に達する!
抗議行動終了後は委員会の傍聴を行った。
私たちには、教員の評価制度と闘い続けて制度を形骸化させた経験がある。闘いはこれからだ。ただちに職場で報告。具体的な行動の着手、宣伝・扇動、組織化が最も有効な闘いであることが肌で分かってくる。共に団結して闘おう!
(日教組香川三観地区教職員組合執行委員長・片山元久)