ドイツで福島連帯行動 「原子力は核兵器のため」
週刊『前進』04頁(3187号03面02)(2021/03/22)
ドイツで福島連帯行動
「原子力は核兵器のため」
(写真 「原子力は気候問題を解決できない風車デモ」【3月6日 ベルリン】)
ドイツの首都ベルリンで3月6日、福島第一原発事故から10年を前にして、全世界から原発をなくそうと訴える集会とデモが行われた。約250人がブランデンブルク門を出発し、都心を行進した。「原子力では気候問題を解決できない」と書いた横断幕を広げ、「原発いらない」の旗が翻った。
行動は、自然の友ベルリン支部、核さよならベルリン支部、IPPNWドイツ支部、グリーンピース・エネルギー、リュヒョー・ダンネンベルク市民運動(ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟)などの主催・賛同で行われた。
集会でIPPNWのアレックス・ローゼン医師は「日本の人々は、この深刻な巨大原発事故がもたらした健康影響について知る権利がある。いま必要なのは、情報の透明性と解明であり、事態を過小評価したり、目をそらしたりすることではない」と述べるとともに、日本政府の核兵器開発の意図を暴露した。ノーベル文学賞候補でドイツ在住の多和田葉子さんも全原発の廃止を訴えた。