CBRN訓練やめろ 米軍厚木基地へ抗議行動
CBRN訓練やめろ
米軍厚木基地へ抗議行動
2月4日、米海軍厚木基地(神奈川県綾瀬市)でのCBRN(シーバーン、化学・生物・放射線・核)訓練実施に反対する抗議行動に、婦人民主クラブ全国協議会相模原支部の仲間と共に「改憲・戦争阻止!大行進」の旗を持って参加しました。厚木基地爆音防止期成同盟や神奈川平和運動センターなど4団体の呼びかけで約60人の市民・労働者が駆け付け、「危険極まりない訓練は中止せよ!」「基地の機能強化は許さない!」と抗議文をたたきつけました。(写真)
このCBRN訓練は日米合同委員会の合意によるもので、「それぞれの危機に対応する訓練」とされます。米本土から専門部隊が来日し、2〜9月の8カ月に及ぶ長期訓練です。米軍は「新たな戦争」で生物・化学兵器、核兵器の使用をもくろんでいるのです。
2015年に安倍政権が強行した安保関連法以来、米側は「対等な日米安保同盟」、最前線で米軍と一体で戦う「血の同盟」への大転換を迫っています。米中対立が深まる中で、南西諸島・台湾をめぐる軍事衝突を想定した米軍と自衛隊の共同作戦行動が広域かつ大規模に展開され、基地の再編・強化が進んでいます。これまで厚木基地は、横須賀を母港とする原子力空母の艦載機着艦訓練が主な任務でしたが、この訓練が硫黄島や岩国へ移転した後、基地機能の再編が次々に仕掛けられてきました。
厚木基地では昨年10月末、日米共同訓練「キーン・ソード21」の一環で、初めてPAC3(地対空誘導弾パトリオット3)「弾道ミサイル迎撃」訓練が沖縄県の嘉手納基地や青森県の三沢基地と連携して実施されました。米陸軍相模総合補給廠のミサイル防衛部隊司令部がこの演習を支援していたことも判明しています。CBRN訓練も厚木基地では初めての試みです。
職場での資本攻勢との対決と地域での反戦・反基地闘争は一体の闘いです。闘う労働組合が先頭に立ち、改憲・戦争阻止!を全国で押し広げよう。
(湘北・鈴木一久)