「入門国鉄闘争」を読んで 解雇を撤回させる力を
週刊『前進』04頁(3184号02面03)(2021/03/01)
「入門国鉄闘争」を読んで
解雇を撤回させる力を
国鉄闘争全国運動が発行した小冊子「1047名解雇撤回!勝利まであと一歩!入門国鉄闘争」を読んだ。職場で資本と闘う労働者と労働組合にとって、それを階級的な闘いとして考えるための重要な内容が、簡潔に書かれている。
国鉄分割・民営化は「わずか6年の間に20万人もの国鉄職員が職場を追われることになった」(6㌻)大攻撃だった。労働者の団結が破壊され、非正規雇用労働者が全体の40%となり、コロナ下で目の当たりにするように、一方的に解雇され、休業を理由に職場から引きはがされている。
動労千葉と国鉄闘争全国運動は、1047名の解雇が「政界・財界・官僚・司法がそろい踏みして謀議して進めた国家的不当労働行為であった」(25㌻)ことを突きとめ、最高裁にも認めさせた。勝利まであと一歩。法律的には解雇撤回しかない。しかし、それを「強制する力」が足りない。その壁を超えるため、共に闘いたい。
(神奈川・本郷耕二)