団結ひろば 投稿コーナー
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日本原軍事演習反対でデモ
改憲・戦争阻止!大行進岡山 久志本左以志
改憲・戦争阻止!大行進岡山は2月11日、「紀元節粉砕!日本原基地撤去!演習場全面使用反対!」を掲げ、2・11日本原現地闘争を闘った。
陸上自衛隊の日本原演習場(岡山県)で、3月には岩国基地(山口県)の海兵隊による単独の軍事演習が強行されようとしている。この演習にはヘリ部隊も加わり、オスプレイの使用ももくろまれている。
日本原演習場は帝国陸軍演習場として強制収用され、戦後は占領軍(カナダ・オーストラリア)に接収され、地元農民の演習場解放運動を押しつぶす形で自衛隊の基地にされた。日本原演習場は、地形が朝鮮半島に似ているとして、戦前・戦後一貫して朝鮮侵略戦争の出撃基地として存在している。
この日、改憲・戦争阻止!大行進岡山は香川県の青年労働者とともに、日本原駐屯地に向け、労働組合旗を掲げ、デモ行進を行った。この日の闘いは、天皇制反対闘争としても闘い抜かれた。デモ参加者は、天皇制に対する怒りや、侵略戦争を繰り返すまいとの思いを込めて、シュプレヒコールとリレートークをたたきつけた。
日米帝国主義は、自らの生き残りをかけて、帝国主義間争闘戦として朝鮮・中国・東アジアでの侵略戦争に乗り出している。
今こそ我々は、帝国主義の侵略戦争を内乱に転化する闘いをやらなければならない。暴力の復権を勝ち取り、アジア人民と連帯し、日本帝国主義打倒の闘いに立ちあがろう。
緊急事態宣言の延長に怒り
東京大学 M・K
緊急事態宣言延長に際しての小池東京都知事の会見は青年・学生の怒りを呼び起こした。自粛を呼び掛けるにしても、貴重な余暇の楽しみを高圧的にナシと切り捨てる言い方は腹立たしい。人民に配慮するふりさえしない。結局補償はしない、仕事は続けさせる、でも余暇活動は認めない、だが五輪はやる。
同様の状況が大学の中にもある。今、東京大学では「活動制限指針」によりレベル1の規制、すなわち研究活動は一切規制しない一方、授業はオンラインのみとし、課外活動に至っては学生の意見を反映する余地なく一方的に全面禁止する規制が敷かれている。大学執行部からしたら金になるような研究はストップできない反面、サークル活動は金にならないし、邪魔でさえある。卒業研究をやっている友人は、「研究もサークルの音楽練習も不要不急であるはずなのに、なぜサークルだけ規制されるのか」とこぼしていたが、資本主義社会の大学のあり方は学生の利害ともはや相いれないことを学生が実感しつつある。
政財界と大学執行部はコロナ禍に乗じて大学を今まで以上に金もうけマシーンに変えてしまおうとしている。これをテコに全社会での合理化=首切り、金もうけ第一主義を進めることとも一体だ。だが、それも今までの体制のやり方が破綻したことの現れだ。そしてコロナ禍は資本主義体制の不正義性を暴き出し、広範な民衆の体制自体への怒りを呼び起こした。力関係を逆転する契機だ。今こそ資本主義打倒に向かって、労働者・学生・市民の怒りと結合して闘っていきたい。
刑務所は暴力装置だと実感
茨城 児島聡子
十亀弘史同志の出獄と闘いへの復帰を心から喜びたいと思います。水戸刑務所の地元で十亀同志を支援し、獄中闘争の一端を担うことが出来ました。差し入れで通った刑務所の理不尽な対応に「刑務所は労働者階級を屈服させるための暴力装置だ」と実感しました。
入り口には受付と4人も入れば息苦しい薄汚れた待合室があります。エアコン無し、冬は一酸化炭素中毒になりそうな旧式石油ストーブ(人が居ないと火をつけない)。樹脂製のチープなベンチは、冬は座面が冷え切っていて座るのに躊躇(ちゅうちょ)します。
理不尽その1。家族に連絡せずに受刑者が他へ移送される場合がある。知らずに来た家族に、職員「現在ここには居ません。本人から手紙が行けば移送先は分かります。移送先は言えない規則です」
理不尽その2。受刑者が懲罰を受けている間は面会が出来ない。遠方から面会に来た家族に、職員「懲罰中で不許可です」
理不尽その3。「内縁の妻」は面会が出来ない。職員「面会は署長の裁量なので申請してみて下さい。許可が出るかもしれないし出ないかもしれません」
以上が目撃した理不尽な対応です。「罪を償う」ことと全く関係のない嫌がらせそのもの、受刑者や家族を権力に屈服させることだけが目的なのです。しかし、面会に来る家族は結構明るく、あっけらかんとしていることも事実です。
政治家は極悪でも刑務所送りになっていません。受刑者も家族も「こんな理不尽を許せない」と怒りがあります。きっかけがあれば、ふざけた社会(刑務所)を倒してやる!と立ちあがる存在なのだと実感しました。