第８９回一斉行動に立つ
　「これ以上空港広げるな」

　11月15日、反対同盟と支援連絡会議は第89回空港周辺情宣一斉行動に立ち上がった。午前８時半、天神峰の市東さん宅離れで朝の打ち合わせを行い（写真）、市東さんが「ＮＡＡの破綻した状況を住民に伝えよう」と呼びかけた。一同は「反対同盟ニュース」第84号を手に担当地域へと飛び出した。
　秋晴れの下、サツマイモやニンジンの出荷に追われる農家も多い。そんな中で、空港機能強化の見直し、撤回を求める声が多く寄せられた。
　「Ｂ滑走路が閉鎖された時は、本当に静かでよかった」「環境破壊もコロナも人間社会が生み出したようなもの。何の展望もないのに、これ以上空港を広げる必要はない」
　さらに、請求異議控訴審判決が迫る中、農地を守る闘いが住民の共感を呼び、「市東さんは自分のためというよりは人のためにがんばっているんだね。俺も陰ながら応援している」との熱い激励もあった。