11・1デモ弾圧A君を奪還
週刊『前進』04頁(3170号04面01)(2020/11/16)
11・1デモ弾圧A君を奪還
(写真 〈上〉「暴行」でっち上げを許さない! 東京労組交流センターの労働者が先頭に立ち、東京地検に抗議と〈下〉申し入れ【11月3日 霞が関】)
(写真 〈上〉「暴行」でっち上げを許さない! 東京労組交流センターの労働者が先頭に立ち、東京地検に抗議と〈下〉申し入れ【11月3日 霞が関】)
11月12日、警視庁公安部が11・1労働者集会後のデモで右翼と共謀して「暴行」容疑をでっち上げて不当逮捕したA君を奪還した。労働者の決起で弾圧を粉砕した。
そもそも「暴行事件」など存在しない。集会の破壊をもくろむ右翼がデモ隊を襲撃し、混乱をしたところを警察官が「あいつだ」とA君を指さして逮捕したのだ。絶対に許さない。警察は最初からデモの「警備」ではなく、破壊と弾圧を狙っていた。そして、右翼の襲撃を合図にデモ隊に襲いかかったのだ。
デモ参加者はその場で不当逮捕を徹底弾劾し、デモを最後まで貫徹。闘争破壊を1ミリも許さず闘いぬいた。そして翌日から連日、東京労組交流センターの労働者を先頭に東京地検と東京地裁に対する抗議、A君が勾留されている築地警察署への抗議・激励の行動に立った。
11月11日午後には、勾留理由開示公判が東京地裁で行われた。完全黙秘・非転向を貫くA君は元気に出廷し、傍聴人と団結して公判闘争を闘った。
向井亜紀子裁判官はコロナを口実に傍聴人をたった10人に制限しながら、傍聴人に「飛沫(ひまつ)が飛ぶから発言するな」と恫喝。これに屈せず、不当な勾留にあちこちから弾劾の声が上がった。弁護人が「暴行があった」と認定した根拠を明らかにしろと迫ったが、裁判官はまったく答えられない。警察官と右翼がぐるになって「暴行を受けた」という供述をでっち上げたのだから当然だ。
弾圧粉砕に続いて菅政権打倒へ闘おう。