11・1労働者集会より 基地建設進める菅政権打倒を 沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺知晃さん
週刊『前進』04頁(3170号02面02)(2020/11/16)
11・1労働者集会より
基地建設進める菅政権打倒を
沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺知晃さん
沖縄でも平時からあった職場・キャンパスの矛盾が、コロナ禍で極限化しています。
沖縄は普段から子どもの貧困、学生の貧困、非正規の多さが問題になっています。しかし沖縄の学生はコロナでアルバイトの収入が減っても、例年通り大学から100万円近い学費の請求書が届く。
一方で、特別な訓練を受けていない普通の基地労働者が、米軍のコロナ隔離施設のメンテナンスに業務命令で投入される。こういう事態が発生しています。コロナ禍で格差が極限化し、資本は労働者の命を簡単に使い捨てる。これがますますはっきりしています。
そして、安倍首相の次に菅首相が登場しました。彼は官房長官時代、「粛々と辺野古の工事を進める」と言っていましたが、この前の所信表明演説で「辺野古を着実に進める」と言いました。本当に許せない。
しかし防衛省の辺野古の工事変更に対して、全国から1万5千を超える意見書が来ています。2013年の埋め立ての時の意見書は3千でした。この数年で全国的にも辺野古新基地建設への怒りが本当に高まってきています。そしてチーム緑ケ丘1207の方々が、「子どもたちの安全な空を守りたい」と声をあげています。私たちが全国・沖縄の闘う仲間、声をあげる仲間とつながって、巨大な大衆行動を実現すれば辺野古新基地建設は阻止できます。
そして那覇軍港の浦添移設や、離島への自衛隊基地建設も許せません。基地のない平和な島に向けて共に闘っていきましょう。