動労千葉物販に協力を 解雇撤回・JRリストラ粉砕へ

週刊『前進』04頁(3166号03面02)(2020/10/19)


動労千葉物販に協力を
 解雇撤回・JRリストラ粉砕へ


 動労千葉の2020年冬季物販が始まりました。国鉄分割・民営化によって不当に解雇された動労千葉組合員の生活と闘いを支える物資販売活動への、皆さんのご協力をお願いします。
 国鉄1047名解雇撤回闘争は新たな段階に入っています。動労千葉は、組合員をJRから排除するために作られた不採用基準が不当労働行為であったとする最高裁決定をかちとっています。そして、その基準がJR設立委員によって作られた事実も暴きました。
 国鉄解雇撤回闘争は、この事実を押し隠そうとする労働委員会や裁判所との大激突になっています。しかし、解雇の真実を暴かれ危機に陥っているのは、JRや国家権力の側なのです。

国鉄分割・民営化は完全に破産した

 コロナ危機が深刻化する中で安倍は退陣しました。新自由主義は国鉄分割・民営化を皮切りにNTTや郵政を民営化し、国立病院の独立行政法人化などを際限なく進め、外注化・非正規職化を強行してきました。その行きついた先が医療崩壊であり、コロナ・パンデミックでした。安倍はこの政策で社会を破壊し、ついに自らの政権をも崩壊させたのです。
 コロナ危機は社会が崩壊している現実を白日の下にさらしました。国鉄分割・民営化は完全に破産しています。JR北海道、JR四国、JR九州は事実上の倒産状態です。JR西日本とJR東海も巨額の赤字に陥り、JR東日本も4―6月期の連結決算で1500億円もの赤字を計上しています。にもかかわらず6月の株主総会は300億円の株主配当を決定しました。同時に出された社長談話では、グループ会社を含めて1500億円のコストカットが打ち出されています。
 コストカットの柱は、「業務量の減少その他経営上の理由により休業を命ずる」という就業規則の改悪です。団体交渉でJR東日本は「解雇もないとは言えない」と言い放ちました。首都圏での列車運転本数の大幅な削減、地方での廃線化、ワンマン運転の導入による人員削減が強行されようとしています。
 まさに株主配当至上主義。地方も安全も切り捨て、公共交通機関としての最低限の使命を投げ捨て、株主配当のために大リストラを宣言したのです。それは国鉄分割・民営化の破産を社長自らが認めたものであるとともに、労働者階級に対する宣戦布告です。
 JR東日本は「労働組合のない会社」を掲げ、「社友会」を組織して労組つぶしの不当労働行為を満展開しています。国鉄分割・民営化時を上回る巨大な階級決戦が訪れています。

菅政権追い詰める医療現場での決起

 安倍政権の後を継いだ菅政権は、改憲・戦争攻撃を激化させ、日米安保を強化し、戦後労働法制の解体と労働組合つぶしを、安倍政権以上に凶暴に推し進めようとしています。
 コロナ危機の中で医療介護労働者、清掃労働者、公共交通機関の労働者、多くの労働者が、その労働により社会の崩壊を命懸けで防ぎました。誰がこの社会を回しているのかは、明らかになりました。
 医療機関の赤字化と医療崩壊の危機に対し、「社会保障としての医療を確立しろ」と立ち上がった医療労組のストライキが、社会を揺り動かしています。他方で、感染症への最後の防波堤である公立440病院を統廃合し都立病院を独立行政法人化する民営化の波が押し寄せています。医療労働者の怒りの決起、医療をめぐる決戦は不可避です。
関生支部を先頭に労組破壊に反撃を
 関西生コン支部は、ストライキを威力業務妨害とする資本・権力一体となった大弾圧をはね返し、反転攻勢に転じています。
 大失業と大幅賃下げが労働者を襲う中、「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」を掲げて始まった11月労働者集会が、真価を発揮する時です。労働者が労働組合という形で登場できるか否かに、すべてがかかっています。
 動労千葉物販を水路に11・1労働者集会への大結集をかちとり、労働組合を再生しましょう。
◇20年冬季物販品目◇
            (円)
1 天津甘栗 450
2 焼カシューナッツ 650
3 干しいも 550
4 ソルトバナナチップス 350
5 漁師のまかない海苔 500
6 篠山産丹波黒豆 850
7 にしん昆布巻 700
8 松前漬 950
9 わんこきょうだい 900
10 落花生 1500
11 贈答用落花生 3000
12 スイーツファクトリー 2100
13 北信濃手折りそば 2000
14 丸大ハム+クール便代 3500
15 四万十じゃこご飯の素 550
16 博多あごふりかけ 500
17 一口チョコレート 1050
18 生くるみ 1000
19 焼あなご 500
20 どんこ 1300
21 鶏炭火焼と砂肝 800
22 北海道産丼二種 600
23 三大産地とろろ昆布 550
24 もずくスープ 550
25 野菜たまごスープ 1500
26 減塩即席みそ汁 550
27 ナッツ&フルーツ 500
28 三陸わかめ 450
29 ブレンドコーヒー 1000
30 長崎ちゃんぽん 1400
31 讃岐うどん(半生) 1400
32 博多生ラーメン 1000
33 切り干し大根 500
34 一日分の野菜ジュース 1150
35 豚もつ煮込み 950
36 静岡茶 650
37 梅にんにく 1300
38 日高昆布 1000
39 ひじき 750
40 根昆布しょうゆ 600
41 天然だしパック 1500
42 ナガイの焼のり 1800
43 紀州南高梅 1500
44 ビーフカレー20食 3100
申込先 動労千葉協販部
TEL 043(227)7833
FAX 043(227)8125

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