本紙の週1回発行と紙代改定についてのお知らせとお願い

週刊『前進』04頁(3159号01面02)(2020/08/31)


本紙の週1回発行と紙代改定についてのお知らせとお願い


 革共同は、現下の世界的なコロナ危機・大恐慌情勢の進展と革命的情勢の急速な成熟を前にして、この情勢を現実のプロレタリア世界革命の勝利に転化するために闘いぬく決意を新たにし、そのための党活動全体の見直しに着手しました。
 その一環として、9月から機関紙「前進」の発行を現行の週2回から週1回に変更します。毎週木曜発行の2ページ号は廃止して、毎週月曜発行の4ページ号のみとします。したがって次号(3160号)は9月7日付の発行となります。
 それに伴って、定期購読料をこれまでの1カ月1800円から1400円に改定することになりました。2ページ号廃止のため、1カ月分の購読料としては減額ですが、実際には1部につき300円から350円への値上げとなってしまいます。コロナ禍と大失業攻撃の中で生活苦と闘いながら必死に生き抜いておられる読者の皆さんにはまことに申し訳ありませんが、「前進」の発行を維持し発展させるためにはどうしても必要な措置として、ぜひともご理解とご協力をお願いいたします。
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 機関紙発行を週2回から週1回へ戻すという今回の決定は、党創立以来60年におよぶ革共同の歴史においても類例のないことです。革共同はかつて、70年安保・沖縄闘争の直後に勃発した日帝国家権力とファシスト勢力・カクマルによる反革命武装襲撃と対決する過程で、機関紙の印刷自体が困難となる危機にも直面し、自前の印刷所建設によってこの危機を突破してきた経験をもっています。当時と今日とでは情勢は全く異なりますが、時代の転換期に際して労働者階級とその党に求められる飛躍の大きさという点では、当時にも匹敵する党自身の根底的変革をかけた重大な決断がやはり求められています。
 その核心は、今日の革命的情勢を本物の革命に転化するために最も必要なことは何かを明確にし、現在の革共同がもつ全ての力をそこに集中して闘い、勝利への道を絶対に切り開くことです。具体的には、新自由主義によって破壊され解体されてきた日本の階級的労働運動と労働組合を今こそ、私たちが先頭に立ってよみがえらせることです。
 労働組合を軸とした職場と地域における階級的団結の再生と発展こそ、新自由主義を粉砕し、資本家階級とその国家による支配を終わらせるための不可欠の土台です。激動する内外情勢がプロレタリア革命の現実性を急速に引き寄せている中で、一切は、革命の主体である労働者階級自身の力をどう形成するかにかかっています。それは革共同に、党の現在の力量と求められている課題との間に存在するギャップをも正しく見据えて、そこをのりこえる飛躍をなんとしてもかちとっていくことを突きつけています。
 革共同がこの時代に本物の「労働者階級の党」として成長すること。「前進」が労働運動の現場でこそ最も熱心に読まれ求められ、闘う労働者の生きた武器となるものにしていくこと。そのためには7回大会路線による空論主義的指導のもとで突き当たっていた、実際の編集作業上の余裕のなさや現場取材力の弱体化などの困難と限界を、新発行体制への思い切った移行によって突破することを決断しました。週1回・4ページから再出発し、労働者階級の現実の闘いの発展の中でこそ、紙面改革の前進と読者の拡大をともに闘いとっていく決意です。
 全党の同志と、全ての読者の皆さんに改めて訴えます。本紙第3154号の夏季アピールで提起したように、「前進」の発行を全国の同志、読者の共同事業として闘いとりましょう。全国・全産別での闘いを「前進」を通して互いに学び、成功も失敗も共有し、教訓化して進みましょう。編集局は、労働者階級の思想であるマルクス主義を復権させ、皆さんの闘いを一つに結んで大きな団結の力に変えていく中心に立ちます。ともに闘いましょう。

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