須賀武敏さんの移監・治療を 横浜刑務所に申し入れ
週刊『前進』04頁(3155号04面03)(2020/08/17)
須賀武敏さんの移監・治療を
横浜刑務所に申し入れ
迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧で、横浜刑務所に下獄している須賀武敏さんは、非常に重い脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の悪化と闘い続けている。6月9日、東日本成人矯正医療センター(以下医療センターと略)でのMRI検査の結果、このままでは歩行困難になる可能性があり、手術をするかどうかの判断を迫られるほどに病状が悪化していることが分かった。ところが刑務所当局は何の対処もせずに放置している。
7月16日、須賀さんは起床時、腰に激痛が走り、病舎に収容される事態が発生した。懲役作業は免除されたものの、病状の悪化を食い止めるために不可欠な「保存療法」としての腰痛体操と歩行を含んだ運動はほとんど許可されず、2週間という長期間「隔離」された結果、「筋力と脚力の低下は恐ろしいほどで、体力がそぎ落とされるように弱まった」と須賀さんは激しく弾劾している。
8月7日、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会は、須賀さんをただちに医療センターに移監せよと刑務所に申し入れを行った。家族をはじめ、共同代表の藤井高弘さん、星野救援会など16人の支援者らが参加した。(写真)
刑務所正門前には5、6人の職員が対峙し、高圧的な態度で「申入書をここで受け取るだけ」とまったく許しがたい対応をしてきた。猛暑の炎天下、1時間にわたってこの不当な対応をみんなが代わる代わる追及した。その結果、責任者だという職員が「庶務課長補佐の佐藤」某であることを明らかにしたので、家族からの訴えと「申入書」の全文を読み上げ、手渡した。その後、それぞれの思いを託して差し入れを行って申し入れ行動をやりぬいた。
須賀さんは8月3日に病舎から解放されたが、さらなる病状の悪化を防ぐためには医療センターに移監して、適切な治療を受けることが絶対に必要だ。病状は一刻の猶予もない。須賀さんの命と健康を守るため、医療センターへの移監をなんとしても実現させよう。