関生弾圧粉砕へ

週刊『前進』02頁(3153号01面04)(2020/07/30)


関生弾圧粉砕へ

大衆行動で弾圧に対する決着つける
 全日建運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部

 2018年からの関西生コン支部への弾圧に対して、物心両面にわたるご支援本当にありがとうございます。皆さんのご支援と現場での抗議行動のおかげで5月31日には武委員長、翌6月には湯川副委員長を1年9カ月の勾留を経て奪還できました。権力の横暴を許さないことを実証できた大きな成果だと思います。
 関生支援の会が全国に広がる中、労働委員会では不当解雇処分に四つの組合側の勝利命令が出るという大きな成果もあります。
 武委員長もそうなんですが、「組合事務所に立ち入ってはならない」「関生の組合員とは接触してはならない」など、労働組合活動を許さないような保釈条件をつけられています。これについても、国に対して損害賠償請求を提起します。
 当事者としては全員がそろった中でこの刑事事件といわれる罪状の無罪判決を勝ち取るために全力で闘います。
 最終的には法廷闘争で決着ということではなく、大衆行動で決着をつけたいと思っています。皆さんともに闘いましょう。

国家権力に落とし前つけるまで闘う
 関西生コン労働組合の弾圧を許さない東京の会共同代表 木下武男さん

 関西生コンへの弾圧は1982年、2005年、2018年にありました。こんなに弾圧されるのは、弾圧されてもまた起き上がっているからです。
 第1次弾圧の時、セメント工業会と日経連の会長を歴任した大槻文平は「関生の運動は箱根の山を越えさせない」「関生の運動は資本主義の根幹にかかわる」と言いました。関生組合員の年収は当時520万円、今は800万円。企業の外で賃金を決める産業別労働組合を、大槻は我慢がならないものと思ったんです。
 新自由主義は産業別労働組合と福祉国家を敵としました。それから30年後、イギリスでは民営化された鉄道を再公営化しています。この反新自由主義のうねりの中で、関生弾圧との闘いと国鉄闘争を結合して勝利したい。
 関生弾圧との闘いは国家権力に落とし前をつけるまで続きますので、ご協力をお願いします。

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