前進チャンネル学習コーナー 『共産党宣言』を動画で解説 「面白い」「次回が楽しみ」 マルクス主義に青年の反響
週刊『前進』04頁(3148号04面03)(2020/07/13)
前進チャンネル学習コーナー
『共産党宣言』を動画で解説
「面白い」「次回が楽しみ」
マルクス主義に青年の反響
前進チャンネル内の学習コーナー「前進スタディーズ」で、マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』の学習講座を始めました。キャスターの石田真弓さんが、『共産党宣言』の内容を全5回にわたって平易に解説します。7月1日にその第1回目をアップロードしましたが、さっそく大きな反響を呼んでいます。
今回は第1回ということで、本文の説明よりも、この本が書かれた背景や日本語に翻訳された経緯を紹介することに重点を置きつつ、「『共産党宣言』に凝縮されたマルクスの思想は、資本主義の歴史的命脈が尽き果てようとしている今こそ輝きを増しています」と、中核派の『共産党宣言』に対するスタンスをストレートに表明するところから始めています。また、動画の終わりにつけた「おまけ」のコーナーでは、「共産主義」の看板を掲げながら資本主義を擁護する日本共産党を、石田さんが皮肉たっぷりにこき下ろしています。
動画のコメント欄では、「勉強になります」「面白かったです」「クオリティ上がりまくってて草」「分かりやすい! 労働者は団結して闘おう!」「次回が楽しみ。若きマルクスの経哲草稿を絡めて解説するのかな?」「こういう学問的な動画もっと上げてくださいよ〜」「共産主義は、人間の歴史において、必要なのかもしれない」「これは平易でまとまっていて勉強になる。この内容でパンフ出して、この動画と併せてみんなで武装し、広く広めよう」と、好評を博しています。
また「『共産党宣言』は多くの訳者に翻訳されていますが、中核派のオススメみたいなのはあるのでしょうか?」との質問に、別の視聴者が「新訳刊行委員会訳のマルクス主義原典ライブラリー『共産党宣言』がオススメなのだ!」と紹介してくれたりと、議論の盛り上がりが感じられます。動画内では一昨年公開された映画「マルクス・エンゲルス」も紹介しましたが、前進チャンネルに触発されてさっそく映画の方も見てみた、面白かった、という声も寄せられています。
こうした様々な反響は、コロナ危機の中で資本主義の行き詰まりが露呈し、多くの青年がマルクス主義に関心を寄せていることが背景にあると感じます。
若きマルクスとエンゲルスが、当時のヨーロッパ階級闘争の現実と必死に格闘しながら、支配階級への宣戦布告の書として、また全世界の労働者に向けた渾身(こんしん)のアピールとして発した『共産党宣言』。その魅力と奥深さを伝えていきたいと思います。未視聴の方はぜひご覧ください。
(前進チャンネル制作班)