文科省に学費無償化要求 全学連 飛び入りの学生も発言

週刊『前進』04頁(3142号03面02)(2020/06/22)


文科省に学費無償化要求
 全学連 飛び入りの学生も発言

(写真 文科省前でボードを掲げ学費無償化を訴える全学連【6月11日】)

 全学連は6月11日、文部科学省に学費の無償化など5項目を要求する行動を行いました。5月14日から隔週木曜日に行っているもので、今回は3回目です。
 当日は強い雨と公安警察による監視の中、初参加者を含む多くの学生が文科省前に集まりました。はじめに京都大学の安田淳敏さんが基調提起。「コロナ危機で大学生の5人に1人が生活の見通しが立たず退学を検討している。大学の側はオンライン授業を続けているが、施設が使えないのに年間50万円を超える学費は据え置かれている。そもそも教育の費用が家計に押し付けられてきたことが不当だ。留学生差別の『学生支援給付金』を含め、『学生支援』と称して行われてきたことも競争力の確保にすぎない。『教育サービスの消費者』であることを拒否し、金もうけ至上主義の社会を変えるために学生自治を打ち立てよう」
 さらに学生が相次いで発言。大学院生が置かれている現実や、第2次補正予算の「予備費」10兆円で学費の無償化が可能であることなどが暴かれました。飛び入り参加の学生もマイクをとり、「金もうけのための教育でいいのか」と訴えました。
 次回は6月25日午後5時30分からの開催です。来月は「学費を減らせ!学籍を返せ!」7・4―5全国学生一斉行動も予定しています。アメリカや香港の闘いに連帯し、様々な抑圧を打ち破って街頭で声を上げましょう!
(全学連・M)
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