関西 青年集会・デモかちとる 関生支部の勝利共有し

週刊『前進』04頁(3142号02面03)(2020/06/22)


関西
 青年集会・デモかちとる
 関生支部の勝利共有し

(写真 靭公園で関西青年労働者集会。組合員を全員奪還した関生支部からも青年が参加し、これからの闘いへ決意を固めた。【6月14日 大阪市】)

(写真 集会後、なんばまでのデモに出発。沿道から飛び入りが相次いだ【6月14日 大阪市】)


 6月14日、大阪市・靭(うつぼ)公園で関西青年労働者集会が110人の結集で開催されました。主催の青年労働者集会実行委員会(青年実)には、関西全域の闘う労働組合青年部や、職場や地域に闘う労働運動をよみがえらせるために奮闘する仲間が結集しています。
 毎月の討議で職場の課題について共有し、闘いの路線と方針を共につくっていく中で、この集会も準備してきました。今回、アメリカでの人種差別への抗議を契機に全世界で労働者が資本主義に対する根底的な決起を開始している中で、これに連帯し、日本でも安倍を打倒する闘いに立ち上がろうと全関西の青年・学生に呼びかけました。
 集会冒頭、今春に急逝した青年労働者の仲間への黙とうを捧げ、殺人的な過重労働で前途ある人生を絶たれた仲間を悼み、資本の責任を追及し必ずや無念を晴らすと誓い合いました。
 実行委員会を代表して大阪市職の赤田由行さんが基調提起。赤田さんは、①青年が新たな時代を切り開き始めている、②「コロナ禍」は安倍と吉村(大阪府知事)がつくりだした人災、③改憲と大阪都構想を阻止しよう、④労働組合の闘いを軸にして社会を変える闘いをやろう、と明快に訴え、「コロナをも利用して都構想と改憲に向けた新自由主義攻撃が職場を襲っている今こそ、一気に闘う労働運動の拠点をつくりだす大チャンスが来ている。闘いを放棄した体制内労組幹部にとってかわり、現場から闘いをつくりだし労働運動の地図を変えよう!」と熱烈に呼びかけました。
 特別報告で全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部青年婦人部の代表が発言に立ちました。前例のない苛烈な労組弾圧に屈することなく組合員全員を奪還した力は、関生支部への支援が全国規模で拡大したことに加え、国家権力に対する抗議デモ・座り込みをはじめとした直接行動の力だったと総括し、謝意を述べ、「これからは弾圧のひどさよりも、この弾圧に勝利している関生労働運動の魅力を伝えていく闘いが重要。今こそ労働運動の魅力と素晴らしさを社会に示そう」と確信に満ちて訴えました。
 続いて青年実に結集する労組・団体の青年が次々に発言に立ち、最後は団結がんばろうで決意をあらたにしました。
 集会後は直ちにデモに出発です。関生支部の鮮やかな街宣車を先頭に御堂筋をなんばまでデモし、雨が時おり強さを増す中でも力強いコールが全体を鼓舞しながら進みました。沿道からは外国人労働者や学生の飛び入りが相次ぎ、大阪の中心部を青年労働運動が席巻した一日となりました。関西青年実はこれからもさらに団結を強めて闘いぬく決意です。全ての青年労働者は青年実に結集し共に闘いましょう!
(関西労組交流センター・N)

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