スーパーシティ法 成立弾劾

週刊『前進』02頁(3137号02面04)(2020/06/04)


スーパーシティ法 成立弾劾


 5月27日、安倍政権はコロナ危機に乗じ、野党の屈服に付け込んでろくな審議も行わず、火事場泥棒的に「スーパーシティ法」の成立を強行した。満身の怒りを込めて弾劾する。
 このスーパーシティ法なるものは米帝や中国との争闘戦の敗北に追い詰められた日帝が、自らの立ち遅れを克服するために戦後の労働者階級との力関係で強制されてきた規制を撤廃しようと、特区(サンドボックス)を設けてAIを全面導入し、デジタル大合理化・民営化を進める突破口にしようとするものだ。
 具体的には規制を撤廃し国や自治体がもっている個人情報や、民間企業が持つ行動履歴などの個人データを一元化して国と民間企業が好き勝手に使おうとしている。それは監視社会化をもたらすことになる。こんなことが許せるか。労働組合が先頭で闘うならスーパーシティ攻撃など必ず粉砕できる。ともに闘おう。
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