組合つぶし絶対許さん 大行進・兵庫が神戸市内デモ

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週刊『前進』02頁(3133号02面03)(2020/05/21)


組合つぶし絶対許さん
 大行進・兵庫が神戸市内デモ

(写真 神戸市役所前で自治体労働者の決起を訴え行進【5月9日】)

 5月9日、映画「棘(とげ)」上映を含む「組合潰しは戦争のため。絶対許さん!5・9集会」が、「緊急事態宣言延期」という事実上の集会禁止攻撃の中、会場を急きょ神戸学生青年センターに移して開かれました。主催は、改憲・戦争阻止!大行進・兵庫です。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武建一委員長を描いたドキュメンタリー映画「棘」試写会の後、駆け付けた関西生コン支部・荒川勝彦執行委員ら2人が、現状を訴えました。「委員長・副委員長は勾留615日になる。阪神間でも、関生の運動が届いていないところでは生計が立てられない賃金だ。毎日の闘いを止めてはならない。今回は89名逮捕というすごい弾圧だが、関生だけに掛けられているのではない。弾圧でいろんなこと学んだ。業界や警察の正体は何か。『絶対許さん』本当にそうだ! 支援の広がりには本当に勇気づけられる。自分のことと考えて運動に生かしてほしい。一番つらいのは一緒に闘ってきた仲間が生活のために去ったこと。運動が更地のようにされたが、先輩たちが闘ってきたように一からやっていく」。この決意を聞き、武委員長の精神が若い執行部に生きていると感じました。
 主催者を代表して神戸市職労の林善子さんが、「弾圧は闘っているからこそある。関西合同労組阪神支部も3年前に共謀罪先取り弾圧を受けたが、81歳の許用皓支部長先頭に意気軒高と闘っている。私は久元市長による組合破壊攻撃の中、闘う組合をつくろうと役員選挙に立候補し1585票取ったが、その後から、激しいパワハラ攻撃を受けた。職場ではコロナを使って何でもトップダウンで決める労組破壊がまかり通る。組合がつぶされた時、戦争になる。大行進と労働運動を一体で闘っていこう」と提起しました。
 集会後、大行進・兵庫として初の神戸市内デモに打って出ました。雨天でしたが、神戸東遊園地に再結集し、市役所横から神戸最大の繁華街・三宮センター街を通るデモコースです。
 関西生コン支部の仲間も横断幕を持ち、共に行進。市役所前では林さんがマイクで「神戸市はマイナンバー強制をはじめとする戦争政策の攻撃をトップを切って強めています。自衛隊に若者の情報を渡して戦場に送るな! 神戸市で働く自治体労働者は組合潰しを許さず団結して闘おう!」と熱烈にアピール。
 「戦争・改憲絶対反対! 関生弾圧許さない! 安倍打倒」を訴える元気なデモは、沿道の商店から飛び出して手を振る人、立ち止まって写真を取る人など大きな注目を受けました。
(大行進・兵庫 山本美知子)
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