広島で「棘」上映会 「働く者の権利」テーマに
週刊『前進』04頁(3130号03面04)(2020/05/11)
広島で「棘」上映会
「働く者の権利」テーマに
5月3日、広島で「憲法と働くものの権利を考える」と題し全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の闘いと、それに対する権力弾圧、同支部の武建一委員長の半生を描いた映画「棘(とげ)」の上映会が行われた。(写真)
コロナ情勢の中で、広島でもあらゆる憲法企画が中止されている。その状況下で、主催者は、コロナ感染を防ぐ安全対策をしっかり講じた上で、上映会を開催することを決断した。安倍政権がコロナに便乗して緊急事態条項創設―改憲攻撃を強め、補償なき休業要請やコロナ解雇など、働く者全体への攻撃は強まっているからだ。
上映会で主催者は、「憲法28条には労働三権を保障すると書かれている。関西生コン支部への弾圧は改憲攻撃そのものだ」「上映会を契機に労働組合の現場交流を進め、コロナ情勢と闘う労働運動をつくろう」と提起した。
県内の労働組合から新たな参加もあり、「棘」上映後の討論も活発に行われ、支援カンパもたくさん寄せられた。
関西生コン支部への支援運動は必ず拡大できると参加者全員が実感できる上映会になった。