大阪 コロナ解雇・改憲と対決 医療労働者先頭にデモ

週刊『前進』02頁(3129号02面03)(2020/04/30)


大阪
 コロナ解雇・改憲と対決
 医療労働者先頭にデモ

(写真 「命を守れるのは労組と住民の団結した力」。医療労働者を先頭に、緊急事態宣言反対のデモ【4月25日 大阪】)

 4月25日、関西労組交流センターが呼びかけた「緊急事態宣言粉砕」緊急梅田デモが大阪・扇町公園から130人で行われました。
 また、4月25日の「JR尼崎事故15カ年弾劾」集会の公園使用取り消し攻撃に屈することなく、この地で集会を貫徹しました。
 安倍は﹁自粛」と叫んでいるが、補償もない自粛の先に待っているのは大量の解雇。厳戒態勢を粉砕して職場と街頭で労働者が立ち上がり、コロナ感染とコロナ恐慌に対決する闘いが、関西で始まりました。
 デモ前の打ち合せでは大阪市職の赤田由行さんが基調報告を行いました。「安倍政権の『緊急事態宣言』はコロナ対策を名目にした改憲と戦争攻撃だ。『医療崩壊』の原因をつくり出したのは医療で金もうけをしている政治家だ。大阪市では24あった保健所がたった一つに統合され、公立病院も統廃合されコロナ前から『医療崩壊』の現実があった。感染すれば『自宅待機』を無視した個人の責任とするが、安倍・小池・吉村知事・松井市長を打倒しなければ労働者は生きていけない。今こそ労働組合が立ち上がる時だ。団結して社会を変革しよう! 5月1日メーデー闘争を貫徹しよう」と戦闘宣言を発しました。
 続いて、八尾北医療センター労組の藤木好枝委員長が発言しました。「今必要なのは保健所と公立病院を増やし、予算と人員を注ぎ込み職員を正規で雇うことです。生きるための医療を全国につくりだすこと、命を守れるのは労組と住民の団結した力です。国鉄分割・民営化以降、新自由主義によって奪われてきたすべてを奪い返す時。恐慌の時代は八尾北のように労組が自主管理で闘おう」とアピールしました。
 最後に京大同学会の仲間から「新歓闘争への弾圧が始まっており、規制反対、補償、改憲=緊急事態条項導入反対を掲げて闘争に入った」と報告があり、5月1日の京都緊急デモが提起されました。
 公園を出発したデモ隊に沿道から手が振られ声援があり、大阪駅前までデモを貫徹しました。
(関西労組交流センター・朝霧広巳)
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