2020年日誌　４月14日～20日
　米がＷＨＯ拠出金停止へ／緊急事態宣言を全国に拡大

□国際通貨基金（ＩＭＦ）は世界経済見通しで、2020年の世界全体の成長率を大幅に引き下げ、3.0％減とした。1920〜30年代の大恐慌以来最悪の不況に直面している（14日）
□トランプ米大統領は、新型コロナウイルスをめぐる世界保健機関（ＷＨＯ）の対応を問題視し、検証を終えるまで（60〜90日）の間、拠出金の支払いを停止すると表明（14日）
□政府は、緊急事態宣言を全国に拡大。既に宣言の対象としていた７都府県に北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都を加えた計13都道府県を「特定警戒都道府県」に（16日）
□15日に投開票された韓国総選挙（定数300、任期４年）で、ムンジェイン政権を支える進歩（革新）の与党が議席の66.2％を獲得して圧勝した（16日）
□米空軍はグアムに配備してきた戦略爆撃機Ｂ52を撤収し、米本土の基地に移した。米軍部隊の展開をより機動的にし、予測しにくくさせる構想の一環という（16日）
□中国の国家統計局が発表した20年１〜３月期の国内総生産（ＧＤＰ、速報値）は前年同期比6.8％減で初のマイナスとなった（17日）
□政府が１人一律10万円の現金給付するため組み替えた補正予算案は総額25.7兆円で、増えた8.9兆円は赤字国債でまかなう（20日）
□米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる米国産ＷＴＩ原油の先物価格（５月物）が１バレル＝マイナス37.63㌦と、史上初めてマイナス価格で取引を終えた（20日）
□政府は航空自衛隊の主力戦闘機の一つＦ２の後継機を、米英２カ国とではなく米国と共同開発する方向で最終調整に入った（20日）