関生弾圧を打ち破れ 奈良地裁 吉田生コン解雇者が勝利 会社に賃金仮払い命令
週刊『前進』04頁(3118号02面02)(2020/03/23)
関生弾圧を打ち破れ
奈良地裁 吉田生コン解雇者が勝利
会社に賃金仮払い命令
画期的な勝利です! 3月9日、奈良市内にある吉田生コンクリート社から懲戒解雇された関西生コン支部組合員2人の仮処分裁判で、奈良地裁は会社に賃金仮払いを命じる勝利決定を出したのです! 今回の勝利は、国をあげた戦後最大の労働運動弾圧に対して、弾圧を粉砕していく展望を示したとてつもない大きな地平だと思います。
関西生コン支部・奈良ブロックの最大拠点である吉田生コン分会の仲間は、2019年4月、関生弾圧が激しく吹き荒れる中、会社から「自主退職か懲戒解雇か」を迫られ、関生組合員の誇りにかけて絶対反対で闘った結果、懲戒解雇という許し難く、厳しい攻撃にさらされてきました。18年9月以降、弾圧されて逮捕・解雇ということがいくつも起きました。
改憲・戦争阻止!奈良大行進は、19年5月に「関生学習会」を開催し、改めて関生の闘いを学びました。「当たり前の労働運動を闘ってきた誇り」を強く感じ、より一層「関生弾圧粉砕・解雇撤回」が奈良大行進の中軸の闘いになっていきました。
吉田生コン分会の仲間は、仮処分裁判と同時に解雇撤回の裁判を闘っています。3月11日の解雇撤回裁判で、勝利感いっぱいの関生組合員の皆さんと40人近くの傍聴者が合流。新型コロナウイルスに乗じて、裁判所が傍聴者を24人から12人にするという暴挙に、奈良大行進も約10人でかけつけ団結を固めました。
奈良では、突如として奈良市小中学校業務員・全臨時職員30人の3月末解雇攻撃が起き、ただちに闘いが始まっています。「解雇して組合をつぶす」という攻撃は、関生弾圧と同じ攻撃です。改憲・戦争攻撃そのものです。団結を拡大しながら徹底的に闘っていきます。
(奈良 B)