関生弾圧を打ち破れ 奈良 吉田生コン解雇撤回を 関生支部と共に100人がデモ

週刊『前進』04頁(3114号02面02)(2020/03/09)


関生弾圧を打ち破れ
 奈良 吉田生コン解雇撤回を
 関生支部と共に100人がデモ

(写真 関生支部の武洋一書記長【前列右】を先頭にデモ【2月22日 奈良市】)

(写真 「棘」上映会で何人もの関生支部組合員、執行委員が発言し、弾圧をはね返して闘う決意を共有した【奈良市】)


 2月22日、奈良市内で「関西生コン弾圧粉砕!吉田生コン解雇撤回!」のデモが100人で闘われ、反撃ののろしが上がりました! 改憲・戦争阻止!奈良大行進の主催で、前半の「棘(とげ)」上映会には会場からあふれる80人が参加し、その後のデモには大阪から「関生大阪府警前抗議団」がバスで駆けつけてくれ、大合流しました。
 奈良大行進は、全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部、近畿地区トラック支部、日教組奈良市、動労西日本、関西合同労組などの地域の労働組合が、日常的にお互いの現場の苦闘を共有して闘ってきました。だからこそ、関生奈良ブロックにかけられた今回の攻撃に対して、自分たちの闘いそのものとして取り組んできました。
 映画「棘」に出てくる「ひとの痛みは己の痛み」という言葉と武建一委員長の姿・生き方に、深い感動をもらっています。
 奈良ブロックには、奈良市・横井というムラにある「吉田生コン」から「関生組合員であること」をもって懲戒解雇攻撃を受け、現在、解雇撤回の裁判闘争を闘っている仲間がいます。
 主催者あいさつに続いて、関生組合員、執行委員の何人もの方々から発言を受けました。「この解雇や弾圧は、38年間、関生組合員として闘ってきた自分を全否定されたと感じた。バイト生活も大変だし、様々な困難にぶつかった。特に家族には大変な思いをさせている。その家族や皆さんに支えられて、今後も徹底的に闘います!」「完黙で闘う中で、『形だけ』の取り調べになった。警察権力が家族に介入してきたことは絶対に許せない!」。会場は怒りと感動の熱気でいっぱいになりました。
 最後に武洋一書記長が「協同組合は資本主義社会の中で、競争させないシステムを生んだ。関生をつぶさない限り、協同組合が再建される。だから国家権力が徹底的に弾圧に来ている。しかし、関生はあきらめずに闘いぬく」と決意を表明。これをわが決意とし、これからも闘っていきます!
(奈良 B)

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