香川 教職員中心に春闘集会 狭山闘争の映画も上映
週刊『前進』04頁(3112号02面03)(2020/03/02)
香川
教職員中心に春闘集会
狭山闘争の映画も上映
2月9日、香川県での改憲・戦争阻止の闘いとして観音寺市で日教組香川三観地区教組が主催し春闘集会を行った。香川20春闘第1弾の行動だ。予想より多くの参加者で盛り上がった。その中には、石川一雄さんが不当逮捕された当時から地元で狭山闘争に取り組まれている方、ビラを見て来た高教組、香教組、日教組香川の現役やOBの方々、非組の現場教員の方々、国鉄分割・民営化と闘った元国労組合員の方、介護職場で日々奮闘されている方など、教育労働者を中心に、様々な職種の方が結集してくれた。
集会では映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」を上映した。国家権力と不屈非妥協で闘う石川一雄さんとお連れ合いの早智子さんの生き様に触れ、改めて星野文昭さん、暁子さん、大坂正明さん、関西生コン支部の武建一委員長を始めとする国家権力に反対を貫く仲間に学び、安倍政権打倒の闘いをますます進めようと確信した。
改憲と「労組なき社会」を狙い、今、学校現場には「変形労働時間制」導入の攻撃がかけられている。日教組香川の一部の幹部連中は「変形労働時間制導入は組合の成果」と宣伝している有り様である。しかし現場のほとんどが反対していることは、署名活動を通しても伝わってくる。
最近、香川県教育委員会教育長名で「交通事故の防止」なる文書が現場に下ろされてきたが、職場のみんなは怒り沸騰。「自分の保身のためにこんな文書を出したんだよ!」という直球の怒りも出てくる。誰も交通事故など起こしたくて起こしているわけではない。デタラメな時間外労働を強制されているからこそ「注意力も散漫」になるのだ! これに対する抗議行動も予定していることを参加者に報告した(写真は2月12日に行った申し入れ)。
集会の終わりには、高松市で現場労働者として日々奮闘している青年から、3月8日に高松市で「棘」上映会と春闘集会の案内があった。闘う仲間の団結で、香川の春闘第2弾として共に勝ち取る決意である。
(日教組香川三観地区教組委員長・片山元久)