自衛隊の中東派遣を許すな 動労千葉が全世界に発信
自衛隊の中東派遣を許すな
動労千葉が全世界に発信
動労千葉国際連帯委員会が、米帝による中東侵略戦争と日帝・安倍による自衛隊の中東派兵を弾劾し、闘う中東人民との連帯を呼びかけるアピールを全世界に発信しました。動労千葉国際連帯委員会の呼びかけにこたえ、職場・学園・街頭から改憲阻止の行動に立ち上がりましょう。国際的な団結で帝国主義の侵略戦争を阻止しましょう。(編集局)
米帝の中東侵略戦争反対!
日帝の自衛隊中東派遣許すな!
イラン・イラク・中東人民の決起と連帯してたたかおう!
1月3日、米帝トランプは、イラン革命防衛隊司令官ソレイマニ司令官とイラク民兵組織のアルマウハンディス司令官ら数名を空爆で殺害した。この攻撃は、中東支配の崩壊の危機に追いつめられたアメリカ帝国主義の絶望的な国家テロである。トランプの狙いは、イラン・イラクなどの政府・軍指導部だけにむけられているのではない。中東・北アフリカ人民の不屈の決起に対する威嚇であり、戦争宣言である。
◇
日帝安倍政権の自衛隊中東派兵・中東戦争加担とたたかう日本の労働者階級人民は、米帝のこの暴挙を、満身の怒りをもって弾劾し、これとたたかう全世界の人民とともに中東人民との連帯を誓う。
◇
イラン・イラク全土で、ただちに米帝トランプに対する激しい抗議デモが爆発した。イランは、イラクの米軍基地攻撃をもって反撃にでたが、労働者階級人民の怒りは、それをこえて、ウクライナ旅客機誤爆を隠ぺいしたイラン政府への抗議となった。1980年代から2003年のイラク戦争にいたる米帝主導の中東侵略戦争による荒廃、さらに新自由主義による搾取と収奪に苦しんできた中東・北アフリカの労働者人民の怒りが爆発した。
◇
トランプの中東侵略戦争とたたかいつつ、昨年来、イラク・イランを先頭に、レバノン、さらに「アラブの春」(2011年)の突破口を切り開いたチュニジア・エジプト・スーダンなど各地で、政権の腐敗、公共サービスの破壊などに対する大衆的な反抗が開始された。「敵は、アメリカ帝国主義だけではない。国内にいる」と叫び、政府の武力弾圧による数千人の虐殺に屈せず、たたかいは続けられている。中東・北アフリカは、いま1979年のイラン革命以来の大激動の渦中にある。新自由主義攻撃に怒りを燃やす青年労働者、学生、女性が、全人民的決起の先頭に登場している。
◇
アメリカ帝国主義は、中東支配のために、民族解放闘争圧殺と労働運動の分裂・解体を策動し、宗教的宗派的対立をあおりたて、イラン・イラク戦争(1980〜88年)・湾岸戦争(91年)・イラク戦争(2003年)などを強行してきた。その過程で、中東・西アジア・アフリカ全域にわたって新自由主義攻撃が展開されていった。これへの反撃として北アフリカから中東諸国を揺るがし始めた「アラブの春」を鎮圧するために、米帝はシリア内戦に介入し、ロシアなどをまきこんだ国際的争闘戦の戦場に突き落とした。
今、その全構造が、労働者階級人民の決起によって揺るがされつつある。
◇
全世界は、新自由主義の破産、世界恐慌の深刻化のなかで、米中対決を軸にあらたな世界戦争の瀬戸際情勢にある。
世界の未来を決めるのは、支配階級ではなくて、労働者階級人民だという叫びが、全世界であげられている。先駆的な韓国民主労総の闘い、香港の激闘、フランスの黄色いベスト運動と鉄道労働者を軸とする永続的ストライキをはじめ、チリなど中南米でも、インドでも、かつてない広範な人民層が、新自由主義による搾取と収奪、そして戦争策動への怒りを爆発させている。
中東・北アフリカ人民の決起は、この地域を、米欧日などの帝国主義諸国、ロシア、中国などの争闘戦の戦場から解放し、全世界を労働者階級人民のものに変革する決定的な焦点となっている。
◇
全世界の労働者階級が、支配階級の労組解体攻撃、戦争動員政策にたいして、職場からの反撃をもって決起し、自国政府打倒を掲げて国際連帯のたたかいに立つ時だ。
この激動のなかで、戦争体制を確立するための憲法改悪をかかげる安倍政権は、石油の確保を口実に、自衛隊派兵をつうじて、中東戦争への介入を策動し、イラン・サウジなどの反動的政権を訪問し、中東人民への敵対をむき出しにしている。われわれ日本の労働者階級人民は、決して許さない。
たたかいは、広島で、ニューヨークで、ソウルで始まっている。中東・北アフリカ人民の決起にこたえ、戦争と抑圧に対してたたかおう!
◇
★米帝トランプのイラン・イラク戦争を、労働者階級人民の国際連帯で粉砕しよう!
★日帝安倍の自衛隊中東派遣・中東戦争への参戦を許すな!
侵略戦争への人民の動員を狙う憲法改悪阻止!
★イラン・イラク・中東の労働者階級人民の決起、断固支持!
★全世界で侵略戦争反対、新自由主義攻撃とたたかう広範な人民と連帯して、新しい時代を切り拓こう!
2020年2月1日
動労千葉国際連帯委員会