動労連帯高崎が総会・旗開き JR―外注先貫く組織拡大へ
週刊『前進』02頁(3103号02面03)(2020/01/30)
動労連帯高崎が総会・旗開き
JR―外注先貫く組織拡大へ
(写真 旗開きの最後に、鈴木委員長のリードのもと、参加者全員が団結ガンバローのこぶしを上げた【1月24日 熊谷市内】)
動労連帯高崎は1月24日、埼玉県熊谷市内で第36回定期総会を開催し、新年旗開きを行った。総会であいさつに立った漆原芳郎委員長は、腐敗を極める安倍政権による自衛隊の中東派兵を弾劾し、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧を許さないと強調した。また「労働組合のない社会」づくりを進め、運転士と車掌の職名を廃止する「新たなジョブローテーション」を軸に業務を全面外注化するJRと対決し、JRとTTS(高崎鉄道サービス)での組織拡大へ奮闘すると表明した。
熊谷地区労、埼玉労組交流センター、群馬合同労組など地域の共闘団体の連帯あいさつが続いた。
木村洋一書記長が経過を報告し運動方針を提案した。昨年、動労連帯高崎はTTS籠原事業所で働く鈴木喜平副委員長に対してかけられた雇い止め解雇の攻撃を打ち砕く重大な勝利を勝ち取っている。鈴木副委員長に対するこの攻撃や、TTSの不誠実団交を弾劾して埼玉県労働委員会に申し立てた労働委員会闘争も、今年は審問(証人尋問)の重要な段階に入る。木村書記長は、こうした闘いを通してTTS職場での影響力をさらに強め、JRとTTSを貫く組織拡大で20春闘に勝利しようと呼びかけた。総会は、関西生コン支部への弾圧を許さない特別決議を採択した。
動労連帯高崎の結成以来33年、常に重責を担ってきた漆原委員長がエルダー(定年退職後の再雇用)期間を終えたことに伴う役員改選が行われ、鈴木委員長、橋本新一副委員長、木村書記長の新体制を確立した。鈴木新委員長が漆原前委員長の労をねぎらうとともに、その闘いを引き継ぎ先頭で闘う決意を表した。
総会後に行われた旗開きには、和田山繁元委員長もかけつけた。地域の仲間が集う中、動労連帯高崎はさらに団結を固めた。国鉄分割・民営化絶対反対を貫くために1986年11月に結成された動労連帯高崎は、その真価を発揮すべき今年の決戦に打って出た。