2020年改憲阻止へ

週刊『前進』04頁(3102号04面01)(2020/01/27)


2020年改憲阻止へ

中四国革共同集会
 労働者党建設へ戦闘宣言

(写真 労働者・学生が新たな決意で団結ガンバロー【1月19日 広島市】)

 1月19日、「2020年改憲阻止からプロレタリア革命へ!〜革共同の新しい挑戦〜」と題し、革共同中四国政治集会を広島市で開催しました。100人が参加し、『前進』読者、革共同支持者に、この時代に通用する労働者党建設に向け共に闘おうと訴える熱い集会となりました。
 8・6ヒロシマ大行動実行委員会、動労西日本、婦人民主クラブ全国協広島支部、中四国救援連絡センターから連帯あいさつを受けました。
 基調報告に立った中四国地方委員会の同志は、「アメリカとイランの緊張は核戦争、世界戦争になりかねない。〝対外戦争=国内階級闘争の圧殺〟という戦争の階級的性格をつかみ労働者階級の闘いに連帯しよう」「米帝の世界支配と、その補完物であったスターリン主義による戦後世界体制が崩壊している。この時代に対応した労働者の闘いをつくり、その実践の中で真の労働者党を建設しよう。自らを階級闘争の大地で鍛え直し、つくり直す。26全総でその出発点に立った」と提起しました。
 後半は、徳島星野文昭さんを救う会の訴えで始まり、形を変えて座談会とした各産別からの発言です。
 国鉄は青年の現実と向き合い、11月集会に共に参加した過程を報告。郵政は「民営化絶対反対!」を貫く大切さを述べました。自治体は、青年部が自分たちの取り組みを主体的に始めた19年の闘いを報告。
 教労の仲間は「100人声明運動の学習会に現場の先生が来れない現実がある。職場闘争と改憲阻止闘争は一体だ」と訴え、医療福祉からは「公的医療を金もうけに変える『地域医療構想』が現場には知らされない。共産党系の病院にも踏み込む」と決意。
 合同・一般労組は、「以前、嘱託職員を正規職に登用する試験が行われた時は『選別採用反対』で応じなかった。今回働き方改革の中で行われる正規職登用試験に対し、『文句があるんだったら手を上げて言うべき』と主張する職場の声があり、彼との団結を考え、今回は応募する。みんなも手を上げよう、と。職場での困難や壁について地区党の討議を通して党全体を変革していく」と表明。
 最後は青年・学生の決意表明です。マル青労同は「星野さん・大坂さんの闘いを引き継ぎ、改憲阻止の先頭に立つ。決められたことを頑張るのではなく、職場・地区党で議論をしていく」と力強く宣言。マル学同中核派広大支部は「弾圧されても声を上げる学生が出てきている。充満する怒りを資本に向ける議論をする。みんな資本主義の『悪夢』から目覚めようとしている」とアピール。全員でインターナショナルを斉唱し、闘う団結を固める集会になりました。
(革共同中四国地方委員会)

沖縄革共同集会
 基地撤去・安保粉砕を決意

(写真 日米安保体制の矛盾の集中点であり、日本革命の火薬庫である沖縄から辺野古新基地建設阻止、安倍打倒を誓う【1月19日 那覇市】)

 1月19日、革共同沖縄政治集会を那覇市内で開催し、安倍政権を打倒し、2020年の改憲阻止決戦に突入することを誓い合いました。集会では、国鉄闘争全国運動・沖縄をはじめ多くの団体からの連帯あいさつも行われました。
 革共同沖縄県委員会が基調報告で、2020年改憲決戦を闘う労働者階級の立場から「日米の戦後的な関係は、日本国憲法と対日講和条約と日米安保体制に示されており、その実体として沖縄米軍基地が存在している」ことを提起し、「米軍基地撤去・日米安保粉砕の闘いをよみがえらせよう」と呼びかけました。
 革共同政治局を代表して秋月丈志書記長が特別報告「東アジアにおける戦争と革命をめぐる情勢と安保・沖縄闘争」を行いました。「急速に成熟する革命情勢を現実の革命に転化できる主体は、国鉄・関生弾圧粉砕、改憲阻止!大行進運動の実践を通して、党が運動の発展とプロレタリア革命に向かって目的意識的に闘うなかでつくられていく」と明らかにしました。
 そして戦後世界体制の崩壊のなかで日米安保同盟と沖縄米軍基地の位置づけが決定的に変化していること、辺野古新基地建設や南西諸島の軍事基地化が進み、「沖縄はこの日米安保体制の矛盾の集中点であり、日本革命の火薬庫だ。改憲阻止は、沖縄と本土を貫く沖縄米軍基地撤去、安保粉砕・日帝打倒の闘いとしてこそ貫徹される」と訴えました。改憲阻止決戦を闘う労働者階級の実践的回答です。
 電通労働者、基地労働者、民間労働者・学生が決意表明を行い、そのなかで沖縄大学の学生は学生自治会選挙で勝利したことを報告しました。基地労働者は、本年冒頭からAAFES(米陸軍・空軍エクスチェンジサービス)のベンデイング職場で解雇攻撃が始まり、全駐労中央本部の屈服のもとで民営化と非正規職に置き換えられようとしていると弾劾しました。
 また、発言者の多くが、昨年急逝した山城信康同志や星野文昭同志、さらに1月14日に急逝した鈴木達夫弁護士の遺志を継いで闘う決意を明らかにしました。
 辺野古新基地建設をはじめとした沖縄の闘いは日米安保体制との闘いです。革共同沖縄政治集会の成功をもって20年改憲阻止決戦のスタートを切りました。辺野古新基地建設阻止、安倍打倒に向けて闘い進もう。
(革共同沖縄県委員会)

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