旭共闘会議 AGC本社を攻める一日行動 京浜工場労働者に朝夕ビラ
旭共闘会議
AGC本社を攻める一日行動
京浜工場労働者に朝夕ビラ
12月9日、旭非正規職支会支援共闘会議は、解雇撤回・原職復帰を闘う旭非正規職支会と連帯し、AGC(旧旭硝子)を攻める一日行動を闘った。(関連記事3面)
朝7時前、合同労組かながわを先頭にAGC京浜工場(横浜市鶴見区)の門前でビラまきを行った。退勤する労働者と出勤する労働者一人一人に「おはようございます!」と声をかけて日韓連帯を訴える。
午前11時半、東京駅丸の内北口の新丸ビルにあるAGC本社に申し入れを行った。しかし、総務の担当者は不在。他の部署の社員が応対したが、名刺も受け取らない。
あまりに不届きなこの対応を弾劾し、本社前で宣伝戦を展開した。遠く群馬県からも会員が駆けつけた。動労千葉の佐藤正和執行委員がマイクを握り、「旭非正規職支会の闘いは動労千葉の外注化阻止、非正規職撤廃の闘いと一つです。チャホノ支会長は『2020年新しい気持ちで闘い、最善を尽くして現場に戻る』と言っています。頑張りましょう」と呼びかけた。
旭共闘会議の山本弘行議長は、日経新聞の連載記事で島村琢也社長が「ワンフォーオール(一人はみんなのために)」が自分の信条だと言っていることを紹介し、「これは噴飯ものだ。実際に島村がやっていることは、みんなは最低賃金で俺のために働けということだ」と弾劾した。最後に「島村社長は出て来い!」「AGC本社の責任で解雇を撤回せよ」と怒りのシュプレヒコール。
すでに韓国では8月23日、裁判所がAGCの韓国子会社・AGCファインテクノ韓国株式会社(AFK)の違法派遣を認め、AFKが解雇労働者を直接雇用せよと命じている。求められているのはAGC本社の決断だ。
さらに夕刻、再びAGC京浜工場の門前に登場。動労神奈川の仲間も駆けつけ、寒風の中を退勤してくる労働者に旭共闘会議への参加を呼びかけた。マイクの声を聞いて足を止めていた地元の女性が「頑張って」と千円カンパ。力を得て「この働きかけを粘り強く継続しよう」と一日行動を終えた。