変形労働時間制に怒り 国会前で成立弾劾
週刊『前進』04頁(3092号01面03)(2019/12/09)
変形労働時間制に怒り
国会前で成立弾劾
公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を導入する改定教育職員給与特別措置法(給特法)が12月4日、参院本会議で可決、成立した。
この日、全国労組交流センター教育労働者部会は首都圏の教育労働者と共に国会前に登場し、怒りに燃えて成立強行を徹底的に弾劾した。(写真)
「変形制」は、忙しい時期に1日の労働時間を10時間に延ばす代わりに、夏休みにまとめて休日を取れるようにするというもの。だがこれは、過労死レベルの勤務の現状を追認し、定時の延長によって今以上に過労死を促進する許しがたい暴挙だ。さらに、「変形制」を全労働者に拡大し8時間労働制を一掃する突破口であると共に、労使協定なしに自治体の条例で「変形制」を導入できるとする労働基準法解体の歴史的攻撃である。
だが闘いはこれからだ。現場には怒りが充満している。職場闘争を復権させ、各自治体での条例化を阻止しよう。教職員組合は絶対反対で闘いに立とう。