洞口区議、阿佐ケ谷で訴え 再開発は白紙撤回しかない
週刊『前進』04頁(3088号02面03)(2019/11/25)
洞口区議、阿佐ケ谷で訴え
再開発は白紙撤回しかない
(写真 JR阿佐ケ谷駅前で再開発反対の街頭宣伝。洞口区議の訴えを聞き、区民が再開発反対の怒りを寄せた【11月17日】)
11月17日、JR阿佐ケ谷駅前で住民団体「ストップ!再開発・すぎなみ」の街頭宣伝が行われ、洞口朋子杉並区議が参加し、阿佐ケ谷駅北口再開発の白紙撤回を訴えた。
「河北総合病院を解体し、医療廃棄物による土壌汚染が指摘される跡地に杉並第一小学校を移転し、子どもたちの健康を脅かす。そして区民の共有財産である小学校跡地には高さ60㍍の巨大商業ビルを建てられるようにする。これは一体、誰の利益のための再開発でしょうか。現在の杉一小は災害時の住民避難場所でもあり、先日の台風災害でも多くの住民が避難しました。移転先とされる病院跡地は川の近くで地盤もゆるく、大雨が降れば水もたまります。再開発を進める田中区長は、住民の生活をないがしろにして、再開発の利権を追い求めているだけです!」
洞口区議がマイクで訴え、ボードをもって区民一人ひとりに丁寧に説明してまわると、「こんな計画があったとは知らなかった」「区は住民に周知せず、勝手に計画を進めようとしている」と次々に怒りの声が寄せられた。