団結ひろば 投稿コーナー
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仙台で河野正史さん講演会
10・20河野さん講演会実行委員会 M
10月20日、仙台市内にてコンビニ関連ユニオン委員長・河野正史さんの講演会を33人の参加で行いました。宮城では、改憲・戦争阻止!大行進運動として、毎月憲法講座やデモを行っています。今回、河野さんのお話は多くの若者の心に刺さると考え、街宣や拠点職場・キャンパスへのビラまき、地域ポスティングなどを行い、運営も主に青年・学生が担いました。
河野さんのお話は、控えめに言って最高でした。セブン―イレブンは、労基法を守ると利益など出ないほどに店舗を犠牲にすることで成り立つ「クソ企業」。オーナーの経営相談に乗るOFCは、本部要求を店舗に無理やりのませ、自らも自爆営業して出世していくという、人の心を失わないとできないような仕事。
この状況でも河野さんが辞めずに残り続けているのは、命をも奪うセブン―イレブンのあり方を絶対に変えてやるという怒り、矛盾は必ず爆発するという確信、そして動労千葉労働運動から学んだ考えからです。「99%は苦しいことだった」という中で、「負けていないことが重要だ」と振り返ります。
「敵は本部資本」と団結しているコンビニ関連ユニオンの闘いは、安倍政権が「労働組合なき社会」から改憲・戦争に突き進む中で、闘う労働組合をよみがえらせていく闘いでもあります。非常に大きな展望を実感しました。
より多くの職場の仲間、地域の住民と共にする大行進運動となるように、これからも考えていきます。
天皇への怒り痛感した街宣
東海 坂本晴幸
「天皇即位儀式直撃!10・22都心デモ」と連帯し、名古屋市金山駅で「前進」配布を軸とした街宣闘争を行いました。
同志がマイクを握り、「前進」3077号の2面「天皇即位儀式を弾劾し11・3へ」の内容をベースに天皇制についての全面的暴露と徹底批判を行い、ゼネストと国際連帯で天皇制を打倒し、社会の根本変革に打って出ようとアピール。私は青年同志と共に、1時間で35部の「前進」を配布することができました。
印象的だったのは、「天皇即位儀式を弾劾し11・3へ」の見出しが見えるようにすると受け取りが急加速したことです。「前進」を受け取らない人は「何が天皇弾劾だ! 受け取らんぞ!!」だったのに対して、受け取る人は「それ下さい!!」と積極的に手を伸ばして受け取ったことに、いよいよ階級情勢が煮詰まってきたことを感じました。
何より青年労働者が積極的に受け取ったことが衝撃的で、「天皇なんか知ったこっちゃない!! 今の生活で必死なのに!!」という怒りを痛感しました。青年労働者は右傾化していないし、社会の根本変革と方針を求めている!! 右翼の妨害も打ち破り、街宣を大勝利で貫徹しました。
職場に闘う労働組合が必要
東京・郵政労働者 森内一郎
台風19号が首都圏を直撃した10月12日、私は泊まり勤務だった。午後4時30分出勤だったが、鉄道が昼の12時で止まるとのこと。そのため、11時過ぎに家を出て12時に局に着いたところ、部長は「今日は帰っていいから」の一言。
ふざけるな! 仕事に支障をきたしてはいけないから早めに出勤したのに、それはひどすぎる。みんなも私に同情してくれた。管理者は私に電話で、「今日は来なくていい」と連絡すべきだ。幸い通勤時に台風の影響でけがをすることはなかったが、その危険性は普段より高かったのだ。
管理者がこんなふうになったのも、郵政民営化の過程での全逓(全逓信労働組合)つぶしが原因だと思う。郵政の職場に闘う労働組合が本当に必要だ。
また、10月21日はJP労組の分会の総会。午後6時開始だったが、来ていたのはOBと、現役では休みの人だけ。これは、仕事が多忙で2時間以上の超勤が当たり前という現実があるからだ。昔はこんなことはなかった。超勤があっても1時間で、みんな6時には集まっていたのだ。
そして午後8時前になって、仕事が終わった仲間が到着した。残業時間は3時間。本当にひどい職場の状況だ。組合の役員は考えてほしい。闘う気持ちを持って交渉し労働条件を守らなければ労働者の心身は不調になるし、利用者へのサービスの低下になる。
そして飲み会の際に分会の幹部が言うには、7月の参院選で、東京ではJP労組組織内候補の小沢雅仁への投票が少なかったので、原因を追及するとのこと。しかし、私は大声で言いたい。なんで組合員が小沢に投票しなかったのか、考えてみろ! 民営化後ベースアップゼロの年が多く、本当に仕事がきつい。会社に屈服し、そんな状況にしたJP労組の中央本部副委員長でもあった小沢に、誰が投票するか。そんなことが分からないのか。
団結した力で、この最悪の職場の状況を変えなければならないと強く感じる。