戦犯企業・三菱に抗議行動 訪日団と共に謝罪と賠償を迫る

週刊『前進』02頁(3083号02面02)(2019/11/07)


戦犯企業・三菱に抗議行動
 訪日団と共に謝罪と賠償を迫る

(写真 東京駅丸の内中央口で韓国・台湾・ドイツの労働者と共に「徴用工被害者に謝罪・賠償せよ」と情宣【11月3日午前】)

 11月3日午前10時、東京駅丸の内中央口で「徴用工の強制連行・強制労働は日本政府・企業の戦争犯罪だ!」「三菱重工は判決に従い謝罪・賠償しろ!」の横断幕を広げ、弾劾行動が始まった。来日中の韓国、ドイツ、台湾の労働者を中心に「ノー安倍」のプラカードを持って日本の労働者が並び、総勢140人の抗議行動となった。真正面が皇居、その左方向にある戦犯企業・三菱重工本社を見据える場所だ。
 民主労総ソウル地域本部のヨンスノク首席副本部長がマイクを握り、「安倍政府は強制動員・強制労働はなかったとデマ宣伝をしていますが、日韓請求権協定、誰が結んだのでしょうか? 強制徴用被害者の請求権が失われることはありません。被害者の望みどおり誠実な謝罪を受けることも当然です。私たち日韓労働者たちは歴史を正し、日韓関係を正しく構築するために連帯します」と宣言。
 続いて、民主労総公共運輸労組のピョンヒヨン統一委員長が「昨年10・30大法院判決は、日本の植民地支配が不法であり、強制動員被害者たちが賠償を受ける権利が請求権協定で扱われなかったことについて明白な法的判断を出した点で大きな意味があります。この判決は、強制動員労働者の人権宣言です」と語り、「一日も早く被害者に誠意を込めた謝罪と賠償措置を行うことを望みます」と訴えた。
 参加者は横断幕を掲げ皇居に向かって前進。広島から駆けつけた三菱広機分会、ドイツ、台湾の労働者が共に闘う決意を表明し、最後に動労千葉の繁沢敬一副委員長が「徴用工問題を機に排外主義をあおっている安倍政権を労働者の国際連帯で打倒しよう」と呼びかけた。
 「戦犯企業・三菱は謝罪と賠償を行え!」「労働者の国際連帯で闘うぞ!」――丸の内一帯に怒りのシュプレヒコールが響き渡った。
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