成田A滑走路が時間延長 深夜騒音・生活破壊許すな
週刊『前進』04頁(3082号03面03)(2019/11/04)
成田A滑走路が時間延長
深夜騒音・生活破壊許すな
成田空港は10月27日、これまで午後11時までとしていた滑走路の運用を、A滑走路において午前0時までとする時間延長を強行した。1978年開港以来の「発着は午前6時から午後11時まで」という深夜早朝規制ルールがついに破壊されたのだ。
これは、千葉県、周辺自治体、国土交通省、NAAの4者協議によって合意された「空港機能強化」の一環とされるが、合意どころか、騒音被害を直接受ける地元住民の反対の声を一切踏みにじっての暴挙だ。絶対に許すことはできない。
そしてさらなる機能強化として、今ある二つの滑走路に加えて第3の巨大滑走路を建設し、3本の滑走路で午前5時から翌午前0時半まで飛ばし続けるようにするという。飛ばない時間はたった4時間半だ。
これが実行されれば、大量の住民が立ち退きを迫られ、広大な農地、山林、地形・水系が破壊され、周囲は一層過酷な騒音地獄となる。空港の敷地面積は2倍化される。空港と航空会社の利益のためには、人々の生活は犠牲になって当然というのか!
だが地元住民はあきらめていない。「機能強化白紙撤回」を求める声が、ますます高まっている。三里塚反対同盟の半世紀を超える訴えが、住民の闘いと呼応し闘いが発展している。
機能強化攻撃は、「24時間使える軍事空港」を実現したい日帝の野望そのものだ。絶対に粉砕しよう!