大阪 沿道から圧倒的な注目 天皇即位礼に怒りのデモ

週刊『前進』04頁(3080号04面03)(2019/10/28)


大阪 沿道から圧倒的な注目
 天皇即位礼に怒りのデモ

(写真 「天皇も改憲も戦争も絶対反対!」。関西労組交流センターが呼びかけたデモが戒厳体制を突き破って元気に進む【10月22日 大阪市】)


 10月22日、大阪市の扇町公園で関西労組交流センターが呼びかけた「天皇『即位の礼』粉砕!改憲・戦争反対10・22緊急行動」に93人が結集しました。超戒厳体制下で強行される天皇儀式を直撃する東京の闘いと連帯し、「労働者階級は天皇も改憲も戦争も絶対反対」を内外に示しました。
 司会は交流センターの木下浩平さん、基調報告を同代表の深町加代子さんが行いました。深町さんは「大阪中見ても祝賀の雰囲気は一切ない」と述べ、安倍が20年までに狙う新憲法施行は日帝が世界から脱落することへの焦りからだと解き明かしました。そして、天皇儀式は排外主義をあおるものであり、台風被災地の労働者人民の苦しみを無視した巨額予算の投入それ自体が戦争攻撃だと弾劾しました。現場の闘いがあるから労組本部が丸め込まれても戦争・改憲を阻止できるとし、「かつての戦争の実態を労働者が日々伝えているから安倍は労働組合を潰そうとしている。日本の労働組合の存亡をかけて関西生コン支部弾圧と闘おう」と訴えました。
 動労千葉書記次長の中村仁さんは「千葉も台風被害は甚大だが人災だ。国鉄分割・民営化以降、労働組合が右傾化しているが、動労千葉を先頭に左に戻す。11・3集会をその出発点に」と呼びかけました。
 八尾北医療センター労組に続いて、全国水平同盟は「解放運動潰しを打ち破り植木団地闘争と狭山闘争が前進。階級分断、部落差別のために天皇が登場しているが改憲・戦争を阻止する闘いで打ち破れる」と力強くアピール。婦人民主クラブ全国協関西ブロックが発言、最後に京大生が「11月大学祭の短縮策動を打ち破り学生の自発的決起が始まった。無期停学を粉砕する闘いを開始し改憲・戦争阻止へ闘う」と述べました。
 「前進チャンネル」視聴者の青年も飛び入り参加し戒厳体制を突き破ったデモは、沿道の圧倒的な注目を浴びました。この力で11・3労働者集会に駆けつけよう!
(関西 朝霧広巳)

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