動労千葉物販に協力を 国鉄解雇撤回闘争を支えよう

週刊『前進』04頁(3080号02面03)(2019/10/28)


動労千葉物販に協力を
 国鉄解雇撤回闘争を支えよう


 動労千葉の2019年冬季物販が始まりました。国鉄1047名解雇撤回へ、ご協力をお願いします。
 千葉県労働委員会は今年5月、国鉄1047名解雇撤回を求める動労総連合の申し立てを不当に却下しました。申し立てを審理することさえ拒否した千葉県労働委を弾劾する裁判でも、8月30日、千葉地裁は突然、結審を強行しました。
 動労総連合は、この裁判の判決が確定するまで、千葉県労働委での審査を停止するよう求めていました。にもかかわらず、県労働委は裁判継続中に不当な却下決定を出したのです。
 県労働委は、「なぜ裁判の進行中に決定を出したのか」という裁判長の質問に、「決定を出すのに特段の理由は必要ない」「審理拒否も含めて中労委で争えばいい」と開き直り、あえて決定を出した理由については「迅速な審理が必要」と繰り返しました。
 労働委員会で迅速な審理が求められるのは、不利益を受けた労働者を救済するためです。労働者の申し立てを「迅速に却下」し、国やJRを守るためではありません。
 動労千葉組合員らをJRから排除するための不採用基準の策定自体が不当労働行為だったことは、最高裁決定で確定しています。その基準をJR設立委員会が決定したことも暴かれています。ならば、事実調べが必要なことは明らかです。
 裁判所は、県労働委の却下決定を撤回させる判決を出すべきです。判決は10月29日に出されます。国鉄解雇撤回闘争は新たな決戦局面に入りました。

外注化阻止の本番

 これと一体で、職場生産点では鉄道業務の全面外注化を狙うJR東日本との闘いが火ぶたを切っています。検修部門では「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」が、労働組合への提案もなく一方的に業務用タブレットに配信されました。そこではAI化やロボット導入による「人手をかけないメンテナンス」が打ち出されています。現場業務はすべてグループ会社に丸投げ外注化するというのです。それは、列車運行に誰も責任を取らない無責任体制を生み出すものにほかなりません。
 JRはまた、全線区でのワンマン運転拡大を提案してきました。それによって起こるのは、車掌の大幅削減と大規模な配転です。さらに、運転士・車掌の職名を廃止する「新たなジョブローテーション」で、「最大10年での異動」が強要されます。行き着く先は外注先への労働者の転籍です。
 これは鉄道の安全放棄そのものです。8月17日、外房線の誉田―鎌取駅間の踏切で軽自動車が列車後方に衝突する事故が起きました。車掌が非常ブレーキを引き、さらなる事故は防げましたが、車掌が廃止されたら大事故が頻発することは明らかです。8月6日にも、総武本線の踏切内で立ち往生したトラックとの衝突事故が発生しました。大型車両との衝突事故は、一歩間違えば運転士の命にかかわります。運転士にもしものことが起きたら、誰が救援を呼び、乗客への対応をするのでしょうか?

地域破壊を許すな

 台風15号でJR千葉支社管内の多くの路線で運行見合わせが続きました。内房線・外房線では5日も運行が停止されました。
 復旧に時間がかかった最大の原因は、外注化と要員削減です。保線・電力・信号通信・建築業務などの設備部門では、2001年に実作業が外注化され、3300人以上の要員が削減されて強制出向が行われました。千葉支社管内では、10保線区と18保線管理室が6保線技術センターに統合されました。徒歩巡回や災害警備も外注化され、それが復旧をここまで遅らせたのです。

関生弾圧に反撃を

 関西地区生コン支部への弾圧は、正当な労働運動に対する無法な弾圧です。ストライキや団体交渉を「威力業務妨害」「強要」「恐喝」と言いなし、労働組合が「組織犯罪集団」として攻撃されているのです。絶対に許してはなりません。
 JRでも、労働組合を解体・一掃する攻撃が吹き荒れています。御用組合すら解体し、JRをモデルに「労組のない社会」をつくろうとしています。鉄道の全業務を外注化し、労働者を転籍させる攻撃は、それと一体です。これが「働き方改革」の正体です。
 動労千葉はCTS(千葉鉄道サービス)幕張事業所で職場代表選挙に勝利し、職場を丸ごと獲得する闘いに立っています。御用労組による支配の崩壊は、闘う勢力の台頭を可能にしています。
 動労千葉物販を職場に持ち込み、職場全体を獲得する闘いに挑戦しましょう。物販を水路に11・3労働者集会への1万人結集をかちとりましょう。

◇19年冬季物販品目表◇
(円)
1 天津甘栗 450
2 焼カシューナッツ 650
3 干しいも 500
4 なると金時チップスおさっち 600
5 漁師のまかない海苔 500
6 篠山産丹波黒豆 850
7 にしん昆布巻 700
8 松前漬 950
9 ブレンドコーヒー 1000
10 落花生 1500
11 贈答用落花生 3000
12 苺のロシアケーキ 1100
13 北からのおくりもの 3000
14 丸大ハム+クール便代 3500
15 北信濃手折りそば 2000
16 一口チョコレート 1050
17 澤田のふりかけさば昆布 450
18 生くるみ 1000
19 万葉梅くらべ 1000
20 どんこ 1300
21 鶏炭火焼と砂肝 800
22 いわし丼 550
23 三大産地とろろ昆布 550
24 即席みそ汁 1200
25 野菜たまごスープ 1500
26 もずくスープ 550
27 ナッツ&フルーツ 500
28 三陸わかめ 450
29 おそば屋さんのラーメン 1200
30 長崎ちゃんぽん 1400
31 讃岐うどん(半生) 1400
32 博多生ラーメン 1000
33 豚もつ煮込み 950
34 一日分の野菜ジュース 1200
35 切り干し大根 500
36 静岡茶 650
37 梅にんにく 1300
38 日高昆布 1000
39 ひじき 750
40 根昆布しょうゆ 600
41 天然だしパック 1500
42 ナガイの焼きのり 1800
43 紀州南高梅 1500
44 ビーフカレー20食 3100
申込先 動労千葉協販部 TEL 043(227)7833 FAX 043(227)8125
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