労働者の権利を死守する 関生支部・西山執行委員の訴え
週刊『前進』04頁(3078号02面02)(2019/10/21)
労働者の権利を死守する
関生支部・西山執行委員の訴え
(写真 弾圧粉砕の決意を語る西山執行委員【10月14日 東京】)
「関西生コン支部弾圧を許さない!10・14東京集会」での西山直洋関生支部執行委員の発言(要旨)を紹介します。(編集局)
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権力が地域を越えて一体となってわれわれを集中的に弾圧する。こういう動きが、闘う労働組合は今この日本社会に必要ないんだということを物語っていると感じています。
滋賀県警は、組織犯罪対策課、暴力団を扱う課が私たちに対してきている。大津地裁の裁判官は「暴力団の事件やと思っていた」とさらっと言うわけです。大阪ではストライキを威力業務妨害とレッテルをはったということですが、取り調べでそのようなことを全然触れない。滋賀ではなんと検事調べなしで起訴される。こんなことがあるんかとびっくりですよ。接見禁止の一部解除でも、大阪地裁で認められたものを大津地裁が認めないなど、いやらしい嫌がらせをする。
本当に労働組合として認めていない。逮捕されている組合員の奥さんの家に組対の人間が行って、だんなさんに組合やめるように言うてくれへんかとか、黙秘しているから釈放しないんだと奥さんをオルグする。国家的な不当労働行為を堂々としているわけです。
私たちはあと5人の仲間を奪還していく。私も保釈されて1カ月たっていませんけど、弾圧をはね返す運動に力を入れていきたい。
保釈条件が非常に厳しい。金銭面も含めて高額です。私だけ100人の人間と会ってはいけない。組合事務所、各職場につくっている組合事務所に立入禁止、海外旅行も禁止など運動に制限をかける保釈条件を打たれている。
私たちは憲法28条を完全に死守していかなくてはならないと思います。黙秘権も守っていかなあかん。11月16日に大阪で全国集会があります。全国の仲間の団結を見せつけないと権力側には勝てない。団結、連帯、この二つではね返していく。暴走する安倍政権をはね返し、労働者の権利を死守する闘いを共に闘っていきたい。