11・3安倍打倒に立とう 改憲国会をぶっ飛ばせ 天皇制攻撃うち破る10・22デモを

週刊『前進』02頁(3077号01面01)(2019/10/17)


11・3安倍打倒に立とう
 改憲国会をぶっ飛ばせ
 天皇制攻撃うち破る10・22デモを

(写真 4800人が結集した昨年の11・4日比谷集会)


 11月3日正午、日比谷野外音楽堂で、安倍の労働組合つぶしを許さず、闘う労働運動の再生を求める全国労働者集会が開かれる。続いて改憲阻止!1万人行進の集会が開かれ、霞が関―銀座を1万人がデモする。韓国をはじめ海外からの代表も参加する。他では経験できない、労働者が主人公の国際連帯集会・デモだ。全力で集まろう。
 臨時国会が始まり、安倍政権は日本を「戦争する国」に変えるための憲法への自衛隊明記、緊急事態条項新設にクーデター的に突進している。不安定な雇用と低賃金・長時間労働によって、社会を成り立たせてきた労働の現場が破壊され、消費税増税で生活も脅かされている上に、戦争で国家のために命まで差し出せと言うのか。
 だが「経済成長のおとぎ話」にはもうだまされないと青年が世界中で行動に立っている。今こそ生きるために団結しよう。環境も未来も破壊する資本主義・新自由主義を終わらせよう。
 10月22日には天皇の「即位礼正殿の儀」が行われ、安倍政権はこれをテコに首都を警察権力で制圧して改憲・戦争反対の声を封じ込めようとしている。天皇と戦争は表裏一体だ。今も昔も天皇制は他国への侵略戦争と日本の民衆への治安弾圧をもたらすものだ。天皇即位儀式を1%の資本家と安倍もろとも弾劾し、10・22都心デモ―11・3日比谷に集まろう!

労組つぶし許すな

 すべての仲間、労働者のみなさん! 自分の持ち場から反乱をつくろう!
 今、マスメディアには、99%の労働者民衆を「団結させない」ための宣伝があふれかえっている。安倍の言う「全世代型社会保障」「同一労働同一賃金」も実態は労働者全体の非正規職化だ。死ぬまで低賃金で働けということだ。黙っていれば労働者はますます奴隷のように扱われ、将来も見通せなくなる。その中で韓国への異常な敵意があおられ、天皇翼賛の大宣伝が毎日のように流されている。
 一方では国家権力や資本の腐った姿が抑えようもなく噴き出している。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」に文化庁が補助金不交付を決めたことは、ネトウヨ内閣と評される安倍―萩生田光一文科相の正体を示した。さらに関西電力の汚職・腐敗は、3・11福島原発大事故をへてなお原発再稼働に必死になってきた政府・大資本のおぞましい姿をさらけ出している。
 昨年から始まる「働き方改革」と称する「労組なき社会」づくりの攻撃は、労働現場全てを外注化し非正規職にすることを狙うものだ。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への相次ぐ弾圧では、「組合をやめなければ仕事はないぞ」と組合員への恫喝(不当労働行為)が国家ぐるみで繰り返されている。大資本と政府権力が露骨に一体化して憲法も労働法も壊そうとしているのだ。だが関西生コン支部の武建一委員長は、「関西生コン支部は絶対につぶされない」と獄中から檄を飛ばし、産別やナショナルセンターの違いを越えた連帯の輪が拡大している。JRでは動労千葉が「非正規だけの社会にさせない」「改憲は絶対に許さない」と訴えている。
 これまで11月集会に集まってきた仲間も、初めての仲間も、自分の周りの労働者と団結して日比谷に集まろう。団結の一歩が異次元の力を生む。「改憲」国会をぶっとばす最大の力は、職場と地域の中にある。
 日本の資本主義に未来はなく、行き着く先は戦争と破滅しかない。今こそ日本の労働者民衆の闘いが、韓国ろうそく革命や香港の闘いに続く時だ。一人ひとりが闘いの主体だ。天皇儀式を許さず、安倍を倒して、世界の労働者とともに戦争も搾取もない社会をつくろう。11・3日比谷野音にありったけの力を集めよう。

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