三里塚で一斉行動 A滑走路深夜運用を弾劾

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週刊『前進』04頁(3076号03面04)(2019/10/14)


三里塚で一斉行動
 A滑走路深夜運用を弾劾


 10月6日、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連絡会議は78回目の空港周辺情宣一斉行動を行った。朝8時半、天神峰の市東孝雄さん宅離れに集まり、事務局の伊藤信晴さんの司会で打ち合わせをした。(写真
 冒頭に市東さんがあいさつした。「A滑走路の運用時間延長が目前となった。また、台風被害で空港周辺のみなさんが奮闘している。ぜひ住民と呼吸してきてもらいたい」
 続いて、前日に匝瑳(そうさ)市で安倍農政問題の講演会を成功させた、全国農民会議共同代表の小川浩さんが発言した。「自由貿易協定は農民だけでなく消費者全体にかかわる大きな問題。安倍農政を変えるためにも市東さんの農地を守る闘いを広げたい」
 伊藤さんは、「NAA(成田空港会社)は第3滑走路予定地の住民95%から同意書を取ったと言うが、変更許可申請を直ちには出せない。継続的に訴えていこう」と呼びかけた。
 今回用意された反対同盟ニュース第72号は、1面で請求異議裁判控訴審が東京高裁で始まり、1336通の要望書を提出したことを報じている。2面は、田村明比古NAA社長が、午後10時台と開港以来原則禁止だった11時台の発着便数が、10月27日以降、合わせて週113便になると発表したことを受け、改めてA滑走路の運用時間延長を弾劾する内容だ。
 一同、同盟ニュースを手に地域へと飛び出した。
 9日間の停電が続いた芝山町ではビニールハウスの被害は手付かず、倒木もあちこちで放置されている。「相川勝重町長が対応の遅れを謝罪してたが、今さらなんだ」「移転は大変。95%同意書を取ったというが実際は得られていない」という声が寄せられた。
 成田市の農村地域では、「花の損害は保険適用されない」「ハウス1棟につき100万円の損害」と台風被害について様々な声が寄せられた。さつまいもの収穫・出荷に追われる農家からは、「第3滑走路はできない。騒音問題を徹底的に追及して建設をあきらめさせたい」「市東さんを応援します」と激励の声。
 午後4時半、再び離れに集まり集約を行った。次回行動日は11月17日。

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三里塚裁判日程
◎耕作権裁判・千葉市内デモ
 10月28日(月)午前9時
 千葉市中央公園集合(集会後デモ)
 ・耕作権裁判 10時30分開廷 千葉地裁
 ・新やぐら裁判 11時開廷 千葉地裁

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