国を越えても一つになれる 旭支会・オスイル副支会長に聞く

週刊『前進』04頁(3070号02面02)(2019/09/23)


国を越えても一つになれる
 旭支会・オスイル副支会長に聞く

(写真 AGC本社前でインタビューに答えるオスイル副支会長【右】【9月6日】)

 9月2~7日に韓国・旭非正規職支会の3人が来日した。ZNNで報道された、AGC(旭硝子)本社前でのオスイル副支会長への9月6日のインタビューを紹介します。(編集局)
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 ZNNキャスター・石田真弓 ただ今、東京駅前の新丸ビルに入っているAGC本社前で、韓国・民主労総旭非正規職支会が解雇撤回を求めて座り込み、抗議行動を行っています。今回の第5次日本遠征闘争はどうでしたか?
 オスイル副支会長 8月23日に韓国の裁判で「旭硝子は解雇された労働者23名を直接雇用せよ」という判決が出ました。全ての責任は本社にあるのだから「本社として我々を直接雇用しろ」とやって来ました。
 日本の支援共闘会議の方々、動労千葉の同志たちの助けが大きな力になっています。2015年から同じ地域のKECの労働者の紹介で動労千葉を知り、労働者は国を越えても一つになることができることを、この闘争をしながら学びました。共に闘い、また少し(連帯を)拡大するためにやってきました。
 石田 いま日韓関係が難しい中ですが、何を感じますか?
 オ副支会長 いま韓日関係が非常に深刻ですが、これはムンジェイン政府が自己の既得権を維持することであり、労働者の基本的権利を剝奪するべく資本家を第一とした政策を展開するための企てだと考えています。ムンジェイン政府は大統領選の公約で「労働尊重」と言っていたが、実現されたことは一つもありません。
 日本でも安倍政権が戦争をしようと制度まで変えようとしています。そのために労働者をより弾圧する法案をつくろうとしていると聞きました。この機会に韓国と日本の労働者たちがより連帯を拡大していく必要があると強く感じました。
 石田 ありがとうございます。
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