処分当該の京大生のアピール 団結生み出し処分はね返す
週刊『前進』04頁(3070号01面02)(2019/09/23)
処分当該の京大生のアピール
団結生み出し処分はね返す
私、北村剛(京大工学部4回生)は9月10日に「無期停学」処分となりました。今回の処分の異常性と、処分撤回闘争の意義を訴えます。そして秋以降、みなさんに京大闘争に結集してほしい!
3人の学生はそれぞれ「無期停学」になった理由が違いますが、共通しているのは、京大当局が言うところの「学内にいる不審者(=闘う学生)」を職員が突然十数人で羽交い締めにして警察に逮捕させる、それに3人で「おかしい!」と抗議したことです。個別の処分理由には、オープンキャンパスで立て看板を勝手に撤去する職員に抗議したこと、同学会主催の集会を妨害する職員に抗議したことなどがあります。
ここでは、「職員の職務の正当性」が大前提とされています。それに私が反論したところ、「お前は反省していない」「自分の問題行為への認識が甘い」「だから無期停学なんだ」と結論づけられてしまう。何を言っても、全部こじつけられて「無期停学」の根拠にされてしまう。今の大学は役員会の決定に基づき職員が弾圧を行い、その職務は無条件で正当化されてしまいます。
京大でも法政大でも、これまでは学生の逮捕・処分については、それなりに「暴行」や「建造物侵入」などの「理由」があったのですが、今回は「抗議したこと」が主な処分理由になっています。
京大は、役員会の意向に逆らう学生はすべて容赦なく処分する独裁国家になりつつあります。今回は、これまでの処分ともまったく違う「異次元の処分基準緩和(山極バズーカ)」です。京大で盛り上がる学生運動を根絶させる攻撃です。同時にこれは全国学生運動をつぶすためのものでもあり、国家権力の全学連への挑戦です。絶対に僕らは負けることができません! 学生の自治活動を妨害する職員に抗議できなかったら、本当に何もできなくなる、本当に。だから処分に絶対反対で闘っていきます。
そして、処分撤回闘争を通して京大のあらゆる自治団体を一つに結集させていきたい。すべての自治会やサークルや寮が弾圧に対して連携して、一緒に闘っていくことを追求していきます。
10月には、同学会がキャンパス集会を呼びかけます。12月には、学内でありとあらゆる生き物が集まる集会を開催したいと考えています。そして、教授や地域の人たちだけでなく日本全国・全世界の人々とも広くつながっていきます。
空前絶後・超絶怒濤(どとう)の処分撤回闘争で、楽しく明るく闘っていきたいと思います。ともに頑張りましょう!!