団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(3060号04面04)(2019/08/19)


団結ひろば 投稿コーナー

8・6ヒロシマ闘争が大成功
 広島連帯ユニオン Y・M

 今年の8・5〜6ヒロシマ闘争は、拡声器規制条例の制定が狙われる中、韓国・大邱(テグ)から9人の仲間を迎えて行われました。「広島教職員100人声明」の活動とも一体となって大成功しました。
 2日間の行動は、星野文昭さんの闘いを継承し、改憲と戦争を許さない決意を参加者全員で確認するものとなりました。5日の国際反戦反核集会では、星野さんの追悼動画が上映されました。無実で44年間の獄中生活を強いられても、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」をつくるために闘い抜いた星野さんの生涯を思い、私は動画を見ながら涙が止まりませんでした。星野さんの命を奪った国家権力に、何としても責任を取らせなければなりません。
 今年は沖縄の「チーム緑ケ丘1207」から3人の方が参加してくれました。バッシングされながらも、「子どもたちのお空を守りたい」という思いで日本政府や米軍と闘っている姿に感銘を受けました。オスプレイが上空を飛ぶ広島・安芸太田町の皆さんとつながったことは大きな意義があると思います。
 6日朝の原爆ドーム前集会では、韓国の全国公務員労組大邱慶北支部組合員のイジェヨンさんが、核戦争への怒りと日本の公務員労働者への熱烈な連帯を込めて発言しました。集会後にデモに出発し、式典に出席した安倍に怒りの声を上げながらやり抜きました。
 8・5〜6ヒロシマ闘争を成功させた力で、韓国への排外主義をはね返して11月労働者集会に向けて進んでいきたいです。

「拡声器規制条例」の粉砕を
 岡山 宇野 一

 8月6日、台風が接近する中、ヒロシマ大行動を闘いました。7月21日の岡山集会で参加を決意した仲間とともに多くが参加した。
 7・21岡山集会では、まず冒頭に星野文昭さん虐殺弾劾!報復を誓い合い、被爆者解放・日帝打倒の戦略的総路線の重要性が確認された。「安倍を広島に来させない! 安倍を実力で阻止する闘いを! 式典を粉砕する闘いを!」という「障害者」解放を闘う仲間からの発言を参加者一同で確認した。
 1971年佐藤来広阻止を闘った被爆者青年同盟の決起が紹介され、天皇の来広に対してはシュプレヒコールがたたきつけられたことが紹介された。また、プロレタリアート人民が暴力を復権していかなければならないという提起があった。ブルジョア法の枠内の運動に対する警鐘が鳴らされた。
 帝国主義戦争に対する回答は自国政府の敗北を促進する運動・革命的祖国敗北主義の立場に立ちきり、侵略戦争を内乱に転化する闘いが求められる。
 天皇の代替わり攻撃は、天皇のために死ねる国民づくりであり、改憲・戦争攻撃と一体のものだ。「拡声器規制条例」は被爆者の英霊化を狙う攻撃であり、ヒロシマから戦争反対の声を上げさせない攻撃である。実力で粉砕しよう。

解放感に満ちた8・6朝デモ
 東京 A・N

 8月6日早朝の原爆ドーム前集会と安倍首相弾劾デモに今年も参加した。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の奮闘で拡声器規制条例の制定が阻止され、解放感あふれる素晴らしい集会・デモがかちとられた。
 ドーム前集会では、とりわけ被爆2世の中島健さんの発言に強く胸を打たれた。「拡声器規制条例で集会をつぶそうとした広島・松井市長に対し、私たちは6回の市役所交渉と5回の市役所前座り込みを闘いました。8月6日は慰霊の日だから静かにしろ、平和公園の慰霊碑には『安らかに眠って下さい』とあるじゃないか、と言う人もいる。しかし、あの慰霊碑は『安らかに眠って下さい』の後に『過ちは繰返しませぬから』と続くんです。今まさに『過ち』を繰り返そうとしているのは誰ですか。安倍ですよ!」
 そうだ! 米トランプ政権と一体化して改憲・戦争・核武装を狙う安倍が権力の座にある限り、被爆者は安らかに眠ることはできない。だからこそ、怒りの大コールを安倍にたたきつけた8・6朝デモは、沿道の人々からも圧倒的な支持と共感を寄せられ、テレビにも取り上げられて大きな反響を呼んだのだ。この闘いを断固継続していこう。

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