青年と学生の革共同をつくるためのカンパを

週刊『前進』04頁(3056号02面04)(2019/07/29)


青年と学生の革共同をつくるためのカンパを


 すべての「前進」読者のみなさん。同志・友人のみなさん。革共同への夏期カンパを心から訴えます。
 参院選で、安倍はいたるところで抗議と反乱に遭遇しました。自民党は単独過半数を失い、比例では240万票を減らし、公明党は100万票を減らしました。投票率が40%台に下落したことも含め、労働者階級の怒りと離反は深く大きくなっています。改憲勢力は3分の2を割り、安倍はギリギリのところに追い詰められています。
 しかしだからこそ安倍は、「国民の審判だ」「民意だ」と言い張って、ますます改憲をゴリ押ししようとしています。国民民主党などの足元を見て「自民党案にとらわれない」と野党切り崩しを公言しています。他方、日本共産党も青年から見放され153万票も減らしました。今こそ本物の労働者の政党・革共同の登場が必要です。
 安倍がこれほどまでに改憲・戦争攻撃を進めるのは、世界がいよいよ恐慌と戦争に突き進んでいるからです。米中貿易戦争の激化で世界経済は分裂し、全面的な世界戦争の火ぶたが切られようとしています。イランへの侵略戦争がすでに火を噴き、安倍は米主導の「有志連合」への参加・参戦に前のめりになっています。
 何よりも、韓国に対する経済制裁と連日の異様な排外主義キャンペーンは、日本帝国主義の朝鮮半島全体への侵略戦争衝動を強く示しています。重大な事態です。新たな闘いを開始した民主労総との一層の連帯を強めて闘う時です。
 そして安倍は、国内の抵抗、とりわけ階級的な労働運動を壊滅させようとしています。一つは関西生コン支部への前代未聞の大弾圧です。延べ80人を超える逮捕は今も拡大しています。戦後最大とも言うべき大弾圧に、全人民的な反撃に立ちましょう。そしてもう一つは、「労働組合のない社会」へ向かったJRでの攻防です。乗務員勤務制度改悪や「社友会」による組合破壊に職場から反撃する動労千葉を先頭にした闘いを全面的に発展させることが急務です。「働き方改革」や福祉・医療の切り捨てで、青年も高齢者も貧困にたたき込む社会を変えるためのカンパをお願いします。
 星野文昭さんの権力による虐殺を絶対に許さない闘いが始まりました。星野暁子さんと家族、大坂正明さんを先頭に、星野さんの遺志を引き継ぐ闘いです。また獄中で闘う仲間を支え奪還するためのカンパが必要です。
 革共同は、この時代に通用する青年・学生の党に命がけで変革・飛躍しようとしています。
 杉並区議選で勝利した洞口朋子さんを先頭に、新たな闘いも始まっています。全学連が呼びかけた参院選投票日前日の7・20銀座デモには飛び入りが続出しました。
 新しい時代を開くために、改めてみなさんのカンパを訴えます。
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