新世代の全学連を共につくろう
新世代の全学連を共につくろう
社会変革に踏み出そう
全学連委員長(東京大学) 髙原恭平さん
2015年に東京大学教養学部に入学、学生自治会運動に関わる。東大教養学部学生自治会の経験を総括し、17年より全学連運動に関わる。18年より全学連委員長
いまの社会に不満がある、社会を変革したい----そういう風に考えている学生に訴えたい。いま声を上げずして、いつ声を上げるのか、と。
学生運動をしていると、「政治家や官僚になって社会を変えれば良い」とよく言われる。しかし、政治家になれるのは一部の金持ちや世襲だけ。一般人が選挙に出ることは、数百万円の供託金という時点で阻まれる。官僚も政府の意向に逆らうことをやれば、すぐに左遷......。
結局、いま声を上げなければ、いつまで経っても上げられない。そして気がついたときには、声を上げることが命がけになってしまう。
だから、すこしでも社会に不満がある、社会を変えたいと思う学生は、いますぐ声を上げてほしい。全国の学生と連帯して、一人ではできないことを全国の仲間と共に実現していこう。全学連にはその決意があります。全学連の強みは過去の経験を生かし、全国の学生の力を生かせること。時空を超えて存在する仲間とともに、いまこそ社会変革に踏み出そう。
学生も声を上げるべき
全学連書記長(京都大学) 加藤一樹さん
2018年に京都大学法学部入学。当初は京大全学自治会同学会の運動に批判的だったが、5月の立て看板規制施行を機に学生運動を始める。9月より全学連書記長
今の日本の代議制民主主義、この正体は何でしょうか。大多数の国民は忙しさに追われて政治から締め出されている。こうした中で、一部の金持ちばかりが政治を独占している。
「学生は学問をするべきなのだから政治活動や学生運動なんかせずに黙って勉強するべきだ」こんな事が言われていますが、これは「労働者は黙って働いていればよくて、政治なんかに口出しすべきでは無い」と言って労働者を政治から締め出した論理と同じです。
政治について学問的に考える時間を持っているのは学生であるし、政治を実際に動かすのは労働者です。この社会について、その構成員たる学生として、考え、声を上げるべきなのではないでしょうか。
全学連は全国の学生とつながって、学生という立場として社会に向き合う組織です。自分自身も全学連の執行部として1年間活動する中で、学生には大学―社会を変える力があることを実感しました。
あなたが立ち上がれば、大学は変わっていきます。全学連と共にこの社会を変えましょう。
沖縄の軍事基地化反対
全学連副委員長(沖縄大学) 赤嶺知晃さん
沖縄で生まれ育つ。沖縄の「基地問題」と「貧困問題」は一体であると確信し、活動をはじめた。学内での選挙をへて2014年から沖縄大学学生自治会委員長
若者の力で未来をつくろう! この思いは、沖縄にもあふれています。
2014年7月1日から始まった辺野古新基地建設工事は、当初の工程表では5年ですべての埋め立て作業を完了するはずでした。しかし、今も政府は埋め立て予定地の4分の3を占める大浦湾側の埋め立てに着手できていません。
これは、沖縄の労働者民衆の不屈の闘いと昨年9月の県知事選や今年2月の県民投票で顕著に表れた沖縄の若者・学生の行動が安倍政権を圧倒する中で勝ち取られた地平です。
その一方で、沖縄でも高額な学費の問題、学生自治の破壊が進み、反動的な大学が学生の行動を抑える最後の砦(とりで)になっています。安倍政権を倒し、辺野古新基地建設や離島への自衛隊配備など沖縄全体の軍事基地化を撤回させる突破口は、学生の力で大学を変えることにあります。
沖縄の学生、そして全国の学生は全学連大会に集まり、学生運動の発展・勝利に向けて討論しましょう!