A同志の奪還かちとる 免状不実でっち上げ弾圧を粉砕
週刊『前進』04頁(3054号04面01)(2019/07/22)
A同志の奪還かちとる
免状不実でっち上げ弾圧を粉砕
7月12日、「免状不実記載」容疑でっち上げで逮捕され月島警察署に勾留されていたA同志を奪還した。安倍が改憲クーデターを狙う参院選のさなか、A同志の完全黙秘・非転向の闘いを核に権力の不当な弾圧を粉砕した意義は大きい。
A同志は10年以上も前進社に住み活動している。警視庁公安部は6月21日、A同志が前進社から近所の歯科医院に行ったところを逮捕した。東京地検公安部の森中尚志検事は「近所の歯医者に行くのはアリバイ作りだ」というとんでもない暴言を吐いた。これこそこの弾圧の本質を表している。A同志に対するでっち上げ弾圧は、国家権力による革命党破壊攻撃だ。
一方、昨年来の全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧では、非正規職労働者が正社員化を求めたことが「強要未遂」「恐喝未遂」として事件化された。国家権力は、当たり前の労働組合活動を犯罪として取り締まることで「労働組合のない社会」を暴力的につくり出そうとしている。
革命党弾圧も労組弾圧も改憲攻撃そのものであり、全労働者への階級戦争だ。
7月9日、東京地裁427号法廷でA同志の勾留理由開示公判が闘い取られた。弁護人の求釈明に対し「答える必要はない」を繰り返す裁判官、そして大坂正明同志の裁判も担当する極悪の思想検事・森中に対し、傍聴人から激しい怒りの声が噴出した。法廷を埋め尽くす怒りに圧倒され、裁判官もなかなか退廷命令を発することができない。その場は傍聴に駆け付けた仲間たちとA同志との交歓の場に転化した。階級的怒りと団結の力を背景に、権力の弾圧にかけた意図を完膚なきまでに粉砕した。
労働者階級は、改憲・戦争情勢に真っ向から立ち向かう非妥協・不屈の革命党を求める。なれ合い選挙をぶっ飛ばし、真に社会変革を成し遂げることのできる党だ。労働者階級に根を張った、非合法・非公然の革命党を建設しよう。星野文昭さんの精神を継承し、闘い抜こう。