8・5―6ヒロシマ大行動へ 被爆者と共に核戦争阻止を 全国教職員集会に集まろう

週刊『前進』04頁(3048号03面01)(2019/07/01)


8・5―6ヒロシマ大行動へ
 被爆者と共に核戦争阻止を
 全国教職員集会に集まろう

(写真 昨年8月6日、怒りのデモコールが式典会場の安倍を直撃した)


 安倍が改憲へ突進し、米トランプ政権がイラン侵略戦争―核戦争を狙う中で、今年の8・5―6ヒロシマ闘争は極めて重大になった。5日の「改憲・戦争阻止!全国教職員ヒロシマ集会」と8・6ヒロシマ大行動の成功をかちとろう。ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけビラを紹介します。(編集局)

被爆74周年 8・6ヒロシマ大行動19
ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・チェルノブイリ・フクシマをくり返すな!改憲と核戦争とめよう!

 全国、全世界の労働者、農民、学生、市民のみなさん。
 資本主義の危機の深まりの中で、アメリカと中国の貿易戦争をはじめ大国間の利害対立は日に日に激化し、新たな戦争・核戦争の危機が進行しています。米トランプ政権との同盟強化、辺野古基地建設強行、空母保有などの大軍拡を進める安倍首相は、「2020年新憲法施行」へ突き進もうとしています。「復興五輪」キャンペーンの下、福島原発事故を「なかったこと」にし、原発再稼働を加速させようとする動きも強まっています。改憲=9条破棄が、核武装と戦争への最後の歯止めを外すのは、火を見るより明らかです。被爆者と共に、核と戦争に対する怒りの声をますます大きく上げるときです。
 ところが、松井・広島市長は、「8月6日は静かに祈る日」だとして、拡声器規制条例の制定をもくろみ、8月6日朝の原爆ドーム前集会とデモを警察や右翼の暴力を使って弾圧・妨害しようとしています。
 そもそも8月6日は、8・9ナガサキとともに、数十万の命を奪ってきた核と戦争への「怒りの日」であり、二度と繰り返させない決意を世界に示す「闘いの日」です。国の戦争責任・被爆責任を居直り続け、核兵器禁止条約にも反対し、改憲と原発再稼働で新たな戦争・核戦争への道を開こうとする安倍首相に対して、被爆者・二世を先頭に怒りの声を上げるのは、あまりにも当然です。改憲と戦争に向けて、ヒロシマを沈黙させることを絶対に許すことはできません。
●教育労働者の改憲阻止声明に続こう
 私たちは、昨年の8・6ヒロシマ大行動で、「戦争に反対し、社会の根底的な変革を求める労働者の国境を越えた団結こそ、核戦争阻止の力である」と宣言し、全国の職場・地域から改憲・戦争阻止の運動と国際連帯を発展させてきました。
 広島では、教組つぶしの文部省是正指導(「君が代」不起立処分)に抗し、8・6大行動をたたかい続けてきた教育労働者が中心となって、改憲に反対する「広島教職員100人声明」を発しました。8月5日には「100人声明」運動の呼びかけで「改憲・戦争阻止!全国教職員ヒロシマ集会」が開催されます。
●星野文昭さんの闘い引き継ぐ国際連帯行動を
 8・6ヒロシマを通してつくられた韓国テグの仲間たちとの国際連帯は、今年1月、沖縄闘争で獄中44年の星野文昭さんと妻・暁子さんの「テグ詩画展」開催につながりました。5月30日、再審を求め続けた星野文昭さんの命は、無念にも獄中で国家権力によって奪われました。しかし星野さんの反戦・反核・反基地の闘いの火は燃え続けています。今年の8・6大行動を、星野さんの遺志を引き継ぐ国際連帯行動としてかちとりたいと思います。
 全国でも「改憲・戦争阻止!大行進運動」が各地で組織され、福島の被曝強制と再稼働を阻止するたたかい、動労水戸を先頭とする被曝労働拒否のたたかいが不屈に前進しています。国鉄闘争は、反戦反核運動の中心を担ってきた労働組合を解体する攻撃をはね返しています。
 このすべての力を集め、改憲・戦争と再稼働・核武装を阻止する8・6ヒロシマ大行動の成功をかちとりましょう。
 (8・6ヒロシマ大行動実行委員会)

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8・6ヒロシマ大行動
●8月5日(月)午後5時~7時30分
 国際反戦反核集会(アステールプラザ中ホール)
●8月6日(火)午前7時15分
 8・6ヒロシマ・アピール集会(原爆ドーム前)
 8時15分黙とう後、安倍首相弾劾デモ
●午後0時30分 8・6ヒロシマ大集会(広島県立 総合体育館小アリーナ)
●午後3時 ヒロシマ大行進(市内デモ)

〈関連行事〉
●8月5日午後2時~4時 改憲・戦争阻止!全国教 職員ヒロシマ集会(アステールプラザ中ホール)
 主催 広島教職員100人声明
●午後2時~4時 福島―広島 全国保養運動交流会(同 大広間)/呼びかけ NAZENヒロシマ

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