改憲阻止、G20粉砕を イラン侵略戦争を許すな、11月労働者集会大結集へ 関生支部への新たな弾圧粉砕を

週刊『前進』04頁(3046号01面01)(2019/06/24)


改憲阻止、G20粉砕を
 イラン侵略戦争を許すな、11月労働者集会大結集へ
 関生支部への新たな弾圧粉砕を


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 イラン侵略戦争が急切迫しています。さらに、6月18日と19日に全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部へ新たなでっち上げ弾圧がかけられました。絶対に許すことはできません。2019年前半戦は、安倍政権による改憲と戦争、働き方改革、労働運動絶滅攻撃と対決し、動労千葉―動労総連合の組織拡大に示される国鉄決戦の勝利的前進や、杉並区議選挙での洞口朋子さんの上位当選をかちとりました。5月30日に逝去された星野文昭同志の人間解放にかけた全生涯の闘いを引き継ぎ、改憲・戦争を阻止しプロレタリア世界革命の勝利へ突き進もう! 11・3全国労働者集会に向けて職場・地域で無数の闘いをつくり出し、階級的労働運動を全国でよみがえらせよう!

「働き方改革」との対決を

 大恐慌の深化と米中貿易戦争の非和解的激化の中、米トランプ政権は6月13日のホルムズ海峡でのタンカー襲撃をイランの仕業と断定し、1千人の部隊を追加で中東に送ることを発表しました。帝国主義国と大国が争闘戦を激化させ世界戦争に向かっています。他方で、香港で200万人デモが爆発するなど、労働者階級の根底的な決起が広がっています。
 「年金以外に老後資金2千万円が必要」という金融庁・金融審議会の驚くべき報告書が出されました。しかし、安倍政権はそれを受け取ることすら拒否して、無かったことにしようとしています。誰もが年金制度の破綻を実感し、こんな社会には未来がないと怒り、いかに生きていくのかを考えています。
 年金制度どころか、労働者人民が生きていく最低限の基盤すら安倍政権や資本家どもによって破壊されようとしています。安倍政権のもとで非正規労働者は300万人増えて2152万人に達し、全労働者の38%を超えました。働き方改革は、終身雇用制度や年功序列型賃金制度が残っているところも解体し、すべての労働者を最低賃金の非正規労働者に突き落とし、長時間労働と過労死、解雇自由、そして死ぬまで働かせる攻撃です。年金、医療・介護、保育・教育などを金もうけの手段にして破壊し、その一方で排外主義をあおって軍事大国化・改憲を進め、労働者人民を戦争にかりたてるのが安倍政権です。
 労働者人民がまともに生活すらできない社会体制は根底から変えなければなりません。「資本主義は終わった! 労働者に権力をよこせ!」と訴え、労働者による社会の根本的な変革=革命を実現する時です。そのために階級的労働運動をよみがえらせましょう!

『甦る労働組合』を読もう

 11月労働者集会に向かって、中野洋動労千葉前委員長が執筆した『新版 甦(よみがえ)る労働組合』(08年)を全力で学習・主体化し、階級的労働運動をよみがえらせることに全力を挙げることを訴えます。
 中野洋さんは本の中で「僕は、労働者を軽んじ、蔑視する考えに取り込まれない限り労働者は必ず勝てると確信している。難しくはない。団結して立ち上がれば道は切り開かれる。侵略戦争を阻む力もそこにある。そのために、自分たちの労働組合をよみがえらせ、労働運動の現状を変革することだ。それこそが今、最先端の変革である。闘うことはけっこう楽しいものだ。朗(ほが)らかに闘おう」と述べています。この訴えは、今こそ実践すべき核心課題です。
 2019年前半、労働者階級の「生きていけない!」という血叫びが地の底からわきあがり、闘う労働組合を熱望する事態が全国で生み出されています。動労千葉を先頭にして動労総連合が新組合員を次々に獲得する大勝利、全国で闘われた春闘ストライキに対する労働者階級の支持と共感、職場の怒りと結びついた職場代表選挙での勝利、コンビニ関連ユニオンの結成に示される資本と闘う労働組合の正義性に対する社会的な大注目。労働者階級は労働組合を自分たちの力でつくりだす意欲にあふれています。
 『甦る労働組合』には労働運動を闘う上での重要な教訓が凝縮しています。この本の中で中野洋さんは「労働運動というのは大衆運動だから......労働者が結集して初めて労働運動が成り立つ。だけど、中心になる一人のメンバーがいないとダメなのだ。一人では何もできないけれど、一人がいないとダメだ」と訴えています。『俺たちは鉄路に生きる2』(中野洋著、03年)でも「すべての職場闘争は、さしあたり少数(一人)から始まる。したがって最初から成功するはずがない。『失敗は成功の母』。失敗を恐れるな」と言っています。

闘い起こし労組つくろう

 今年の前半期、ある職場では労働条件の許しがたい現実に怒りを爆発させた一人の労働者が職場の労働者に声をかけ、仲間を組織して30人を超える大衆団交を実現し、その中から労働組合を結成しています。労働者の自主的な決起で次々と労働組合を立ち上げていった戦後革命期を彷彿(ほうふつ)とさせる闘いが始まったのです。
 職場に渦巻く資本への激しい怒りと、これと結びつく共産主義者の意識性が闘いを生み出します。革共同の党員と『前進』読者の一人一人が、決定的な存在になっています。職場に仲間をつくり、労働運動の再生に向かって闘おう!
 また、中野洋さんは「労働組合の基本は情宣活動だ。ビラをつくり、機関紙をつくる」「『読んだ労働者に立ち上がってもらうためには、どういう内容がいいのか』と2〜3人で相談してつくると、『3人寄れば文殊の知恵』で、けっこういいビラができるものだ」と訴えています。
 職場の仲間の怒りと一体となり、職場の仲間や地区党の細胞でビラをめぐって議論する。こうした日常的な闘いが重要です。動労千葉の闘いの基礎には『日刊動労千葉』が日々発行され、JRの攻撃の暴露や闘いの路線・方針、安倍の改憲・戦争や働き方改革の暴露、労働者の闘いなど、労働者が団結するのに役立つ内容が出されています。
 全員が11月労働者集会の主催者・組織者になって、どう訴えたら職場や地域の仲間が集まるかを議論し、職場ビラ・産別ビラ・地域ビラをつくろう。
 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部にかけられた共謀罪型の組織壊滅攻撃を全労働者の怒りと闘いで絶対に粉砕しよう。関西生コン支部を絶対に守りぬこう。関西生コン支部が呼びかけている保釈金大カンパ運動に労働組合や諸団体は取り組もう。
 大阪G20サミット粉砕!6・28扇町集会に大結集しよう! 星野同志の命を奪った国家権力を絶対に許さず、7・5法務省包囲デモに総決起しよう! 最後に革共同への夏期カンパを訴えます。

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戦争と民営化に絶対反対!国際連帯で戦争をとめよう!
G20サミット粉砕! 6・28扇町集会
 6月28日(金)午後7時
 扇町公園南西広場 (大阪市北区扇町1―1―21)
 集会後、午後7時40分から梅田へデモ
 主催 関西労働組合交流センター
 行き方 JR環状線「天満」下車、南西へ徒歩15分
     地下鉄堺筋線「扇町」下車、西へ徒歩10分

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