「働き方改革」に職場で反撃し、１１月集会１万人結集へ闘おう
　星野追悼７・５法務省包囲デモへ

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　６・８星野文昭同志告別式と６・９国鉄全国集会は、労働者階級の新たな闘いの出発となった。革共同は、プロレタリア解放・人間解放にその生涯をかけた星野同志の闘いと精神を継承し、日本革命・世界革命を完遂することを誓った。国鉄決戦を基軸に階級的労働運動の再生をかちとり、ゼネストを組織しプロレタリア革命に勝利する党への飛躍が求められている。７・５星野文昭さん追悼（国家権力による虐殺弾劾）法務省包囲デモをかちとり、11・３全国労働者総決起集会１万人結集へ向けて、前進を開始しよう。

第３の分割・民営化と対決

　日本帝国主義・安倍政権は改憲と日米同盟による世界戦争参戦への道を突き進もうとしている。新基地建設へ向け辺野古への土砂投入を加速させ、秋田や山口で住民の怒りを圧殺しながらイージス・アショア設置を強行しようとしている。
　だが日帝・安倍の支配は今や足元から崩壊しようとしている。
　「老後資金２千万円必要」とうそぶく金融庁報告書は、「百年安心年金」がまったくの国家的詐欺であったことをさらけだした。
　資本のあくなき利潤獲得を優先し、職場の安全を崩壊させ、労働者の権利をそぎ、過酷な長時間労働で命までをも奪い続けてきた日帝・安倍と支配階級は、自らの罪状の大きさとそれに対する全人民的な怒りの爆発に震え上がり、衆参同日選挙の賭けをいったん断念した。そして、７月参院選での政治的勝利（改憲派での３分の２議席確保）、天皇制による「国民融和」攻撃のもと、「労組なき社会」づくりと労働者階級の団結の解体を一気に推し進めようとしている。
　最大の焦点は「第３の国鉄分割・民営化」、すなわちＪＲから運転士・車掌という職種もなくし、労働組合もなくすという攻撃との決戦として火を噴いている。動労千葉を先頭に国鉄決戦を闘い抜くことを軸にして、全産別職場で「働き方改革」攻撃と闘い階級的労働運動を再生させ、労働組合を組織し11・３労働者集会に万という隊列を登場させよう。６〜７月の改憲をめぐる参院選・政治決戦過程において、自らの職場と地域で改憲・戦争を阻止し、非正規だけの社会をつくらせないために労働者階級自身の組織が必要であることを訴え、労働組合を組織し、党を建設することに全力を挙げよう。

大恐慌の深化と米中激突

　Ｇ20大阪サミットに向けて、福岡で開かれ６月９日に閉幕したＧ20財務相・中央銀行総裁会議は、その共同声明で、「リスクは依然として下方に傾いている。何よりも、貿易と地政を巡る緊張は増大してきた」と述べた。大恐慌の深化と米中対立を焦点に、保護主義と戦争の危機が深まっていることに、世界のブルジョアジーは震え上がっている。
　いま進んでいる事態は、大恐慌から世界戦争へと突き進んだ１９３０年代をはるかに超える巨大さ、激しさを持っている。没落を深めるアメリカ帝国主義が、自国の利益のために国際的な経済・貿易の枠組み、ルール、諸機構を無視し、破壊しにかかっている。
　そして中国スターリン主義を、米帝の世界支配を脅かす「敵」として「戦い」を始めた。米中貿易戦争は、これからの産業・金融・軍事の勝敗を決するハイテク情報通信分野を主戦場とした、まさに米帝の世界支配の存続か崩壊かをかけた戦いである。それは南中国海での戦争的緊張の激化をも伴い進行している。
　１９８９年６・４天安門虐殺から30年。ひたすら経済拡大に突進して貧富の差を拡大し、強権支配を強めてきた中国スターリン主義も、米帝に屈することは体制崩壊に直結するため一歩も引けない。魏鳳和国防相は「戦いたいなら戦う。準備はできている」（６月２日、アジア安保会議）と述べ、習近平国家主席は米帝に対し「新たな長征」として戦うと宣言している。
　日帝は、この米中激突のはざまで、日米同盟強化を唯一の活路として延命しようとしている。６月10日からは、空母に改造予定の「いずも」を中心とする海自艦艇が、南中国海で米空母ロナルド・レーガンと艦隊を組んで共同演習を行っている。一方で安倍は、米帝とイランの「仲介者」として自らを押し出し、中東での独自の帝国主義的政策を貫こうとしている。日帝・安倍の改憲攻撃は、このような戦争政策の発動と一体で進められている。

日米同盟強化と改憲狙う

　中国、韓国、北朝鮮に対し排外主義をあおりながら日帝・安倍が始めようとしている戦争は、労働者階級人民の利益や安全とは何の関係もない。ブルジョアジーどもの延命と利益のために、労働者階級人民を犠牲にして行う戦争だ。
　ブルジョアジーは、国内では利潤が上げられなくなり、戦争で他国の市場・資源・領土などを奪い取り、延命しようとしている。彼らは人民の怒りを外にそらし、革命を阻止するために排外主義を扇動している。全世界の労働者階級の国際連帯の力で戦争への道を打ち砕こう。
　安倍の改憲攻撃を阻止できるのは「野党共闘の勝利」などでは断じてない。立憲民主党は「憲法への自衛隊明記賛成」であり、日本共産党は自衛戦争賛成だ。労働組合拠点を建設し、資本への怒りと戦争への怒りを一つにして、改憲・戦争阻止！大行進運動を発展させよう。11月集会１万人結集へ、動労千葉と動労水戸を先頭とする乗務員勤務制度改悪阻止の闘いに勝利しよう。
　広島教職員１００人声明から呼びかけられた８・５改憲・戦争阻止！全国教職員ヒロシマ集会と８・６ヒロシマ大行動の成功をかちとろう。
　福島圧殺・「復興」攻撃の常磐線全線開通を阻止し、東海第二原発再稼働を粉砕する９・22反原発・被曝労働拒否・全国闘争を動労水戸と共に打ち抜こう。