動労千葉物販に協力を 各職場で取り組み6・9集会へ

週刊『前進』04頁(3038号02面01)(2019/05/27)


動労千葉物販に協力を
 各職場で取り組み6・9集会へ


 動労千葉の19年夏季物販が始まりました。皆さんのご協力をお願いします。
 国鉄1047名解雇撤回闘争と、労働組合を解体し鉄道業務の全面的な分社化を進めるJRとの闘いは、正念場を迎えています。

強制出向容認した不当判決許さない

 5月10日、東京高等裁判所は出向無効確認裁判で外注化・出向命令を容認する不当判決を出しました。
 JRは「出向期間は原則3年」と言いながら、実際には期間を無制限に延長しています。検査派出などの職場では、出向の目的であるはずの「教育」「技術継承」の相手さえいません。
 判決は、そうした職場の実態を調べもせず、ただJRの主張を書き写して「出向命令の必要性は認められる」と言い放ちました。
 出向の正当な理由、労働者の権利を守る規定、出向期間などの要件を無視し、会社の思うままに出向させることができるという高裁判決を、絶対に許すことはできません。
 動労総連合は昨年5月、1047名解雇撤回・JR復帰を求めて、千葉県労働委員会に申し立てました。

1047名解雇の真実を闇に隠すな

 そして、「JR不採用=解雇した基準の策定自体が不当労働行為であると最高裁で確定したこと」「その基準の策定を命じたのが、斎藤英四郎JR設立委員長だったこと」「作られた基準は第3回JR設立委員会で正式に決定されたこと」を突きつけました。1047名の解雇はJR設立委員によって行われたのです。
 これに対してJRは、「使用者ではないから責任はない」という書面を出したきりで、労働委員会に出席さえしませんでした。
 千葉県労働委員会も調査の冒頭で「最高裁判決に反した命令は出せない」と言い、2回目の調査で突然、審査を打ち切りました。
 動労総連合は、県労委による審査の打ち切りを弾劾して千葉地裁での行政訴訟を闘っています。審査の打ち切りは労働委員会規則に反する違法行為です。労働委員会で審査が開始された以上、事実調べを行うのは当然の原則です。
 労働委員会が審査も拒否して政府とJRを救済している現実は、労働者の団結を擁護するための機関を解体することを通して、労働者の団結権そのものを解体する攻撃です。
 これを弾劾する行政訴訟は、労働委員会での審査を再開させ、JR設立委員が解雇の首謀者だったという、ついに突き止めた国家的不当労働行為の真実を、余すところなく明らかにするための闘いです。

安全を崩壊させる運転士と車掌廃止

 JR東日本は3月29日、「新たなジョブローテーションの実施」と称する提案を行ってきました。
 運転士試験、車掌試験を廃止し、運転士と車掌の職名も廃止して乗務係、乗務指導係、乗務主任、乗務主務にするというものです。また、同一担務の従事期間が10年を超えないように異動させるとしています。
 提案の目的は、「変革2027」における「さらなる生産性の向上」「柔軟な働き方」を進めるためとされています。
 運転士・車掌試験の廃止についてJRは、「早く運転士になることで経験を積み、企画部門で活躍できる機会を増やした」「試験にかわり任用の基準で扱う」と説明しています。「任用の基準」とは、会社が労働者を差別するために使う常套(じょうとう)句です。会社の意に沿わない者、10年たっても管理者になれない者は「お払い箱」にするということです。外注会社への転籍を想定していることは間違いありません。
 JRの運転職場には、運転歴10年未満の若手運転士と、企画部門にいながら運転も兼務する「ながら運転士」しかいなくなります。こんなことが実行されたら鉄道の安全は崩壊し、必ず事故が起きます。
 JRは、ドライバレス運転で乗務員がいなくても安全は損なわれないと言いますが、真っ赤なうそです。無謀な自動運転は、導入できるとしてもその対象は山手線など首都圏のごく一部の線区に限られています。これはローカル線切り捨てと一体の攻撃です。
 JRは「労働組合のない会社」を狙って不当労働行為を繰り返しています。また、鉄道の現業部門はすべて別会社化する構想を打ち出しています。現業部門を切り離し、事故が起きてもJRは責任を負わず、利益だけを吸い上げるのです。

あきらめず団結し闘えば道は開ける

 このJRをモデルとした大合理化・総非正規職化の攻撃が、全産別・全職場で始まっています。それは改憲と一体であり、社会を根底から破壊する攻撃です。
 資本の狙いは、労働者から誇りを奪い、あきらめさせ、抵抗させないことです。労働者が労働組合に団結し闘う中に、この攻撃を打ち砕く道があります。動労千葉は反合理化・運転保安闘争路線のもとに団結し、外注化攻撃を十数年にわたり阻止してきました。
 既成の労働運動は「合理化反対」のスローガンを掲げるだけで、職場生産点からの労働者の自己解放的な決起を押し潰してきました。反合・運転保安闘争路線のもと、職場からの実力決起で反撃しましょう。
 1047名解雇撤回の大義のもと、動労千葉物販を水路に全国の職場に分け入りましょう。6・9国鉄集会を成功させ、11・3労働者集会1万人結集を実現しましょう。闘う労働組合を職場に建設しましょう。
 動労千葉物販へのご協力を重ねてお願いします。


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◇19年夏季物販品目表◇
(円)
1 天津甘栗 450
2 焼カシューナッツ 650
3 なると金時チップスおさっち 600
4 味噌ピー三種セット 950
5 黒ウーロン茶 500
6 自然派生くるみ 1000
7 ハッピーカンパニーセット 950
8 お米の想いセット 700
9 切り干し大根 500
10 ブレンドコーヒー 1000
11 かも川のうどんと素麺 2000
12 吉野のくずもち 2100
13 北からのおくりもの 3000
14 稲庭うどん 2000
15 島原てのべそうめん 1300
16 レモンのロシアケーキ 1100
17 ナッツ&フルーツ 500
18 いわし丼 550
19 やわらかい手羽煮 600
20 即席みそ汁 1200
21 野菜たまごスープ 1500
22 どんこ(九州産) 1300
23 もずくスープ 550
24 三大産地とろろ昆布 550
25 北信濃手折りそば 2000
26 もりおか冷麺 1100
27 北海道ラーメン 1100
28 熊本ラーメン 1050
29 トマトジュース 1200
30 静岡茶 650
31 三陸わかめ 450
32 漁師のまかない海苔 500
33 ししゃもの燻製 1000
34 豚もつ煮込み 950
35 梅にんにく 1300
36 日高昆布 1000
37 ひじき 750
38 根昆布しょうゆ 600
39 天然だしパック 1500
40 ナガイの焼のり 1700
41 紀州南高梅 1500
42 ビーフカレー20食 3100
申込先 動労千葉協販部 TEL 043(227)7833 FAX 043(227)8125
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