団結ひろば 投稿コーナー
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肌で感じた区民からの期待
五島さつき
ほらぐちさん、18位という上位当選おめでとうございます。
1月の「新春の集い」や選挙準備に参加し、全学連や杉並の方々が今までの選挙を踏まえて、やり方や体制を見直していることを知り、「皆さんいつも以上に本気だ!」と強く感じました。それで、私も当選へ向け、できるだけ有休をとりながら告示日を迎えました。
北島候補が次点だった前回区議選を思い出したら、僅差(きんさ)の悔しさがじわじわと出てきました。今回は絶対に後悔しないように、走行中に目に入った方全員に笑顔で手を振り、関東では少ない「ほらぐち」の名前を印象づけてもらえるようにウグイスの人たちと相談して、場面や対象の方に対応した発声をと、工夫していきました。
計4日間ウグイスをして印象的だったのは、有権者の反応が圧倒的に良かったことでした。北島さんの基盤もあってのことだと思いますが、仕事中の方や、家から出てきてくれる方など「わざわざ」手を振ってくれる人がとても多く、宣伝カーの車内も盛り上がりました。
また、ビラを受け取る際に「自民党は嫌いだから」と話す方も多く、変化を望む姿が感じられました。
そういった区民の方々の反応の良さ、ほらぐちさんへの期待を肌で感じ始めると、なんだか緊張してきて、選挙戦最終日には気合いを入れすぎてしまい、気がついたらメイクが濃くなってしまいました。
今回のほらぐちさんの当選は、他県に住む私にとっても大きな希望です。杉並区議会の中で1議席ということでの負担と期待があるとは思いますが、体調に気をつけながらこのチャンスをものにしてほしいと思います。
これからもほらぐちさんを応援していきます。
学校統廃合は地域・教育破壊
関西 A・Y
杉並区の選挙公報を見て、ほらぐちさん以外に誰も改憲に触れていないことに衝撃を受けました。
選挙結果が示しているのは、改憲阻止の闘いを多くの人々が待ち望んでいるということだと思います。また、阿佐ケ谷再開発問題に取り組んだことが得票につながったと聞きましたが、教訓あふれる勝利だと思います。
大阪市では、学力テストと評価制度を連動させて教員の賃金を引き下げる攻撃との対決を改憲・戦争阻止!大行進運動の中心的なテーマに据えて闘ってきました。この問題での学習会を重ね、学校分会まわりを重ねる中で、生野区における学校統廃合問題に対してものすごい怒りがあふれていることが見えてきました。
これは単なる統廃合ではありません。「生野区西部地域教育特区構想」を打ち出し、小学校12校を4校にまで減らし、すべて「義務教育学校」(小中一貫校)に変えようという攻撃です。在日と日本人が団結をつくり出して守り抜いてきた地域や教育を破壊しようという、改憲・戦争の攻撃だということです。
地元の振興町会の掲示板にも「統廃合計画は白紙に」のポスターが貼り出され、4月の関西入管集会には地元住民の飛び入り参加が相次ぎました。
もう地域に怒りはあふれていて、闘いの旗をひとつ立てたときに、さまざまな怒りの結集軸となる時代に入ったと思います。改憲阻止の闘いは、そのすべての怒りをひとつに束ね上げられる武器だと思います。
今回の勝利の地平を武器に、いよいよ改憲・戦争阻止!大行進運動の爆発をつくり出していきましょう。
女性記者への性暴力に怒り
長崎 T
2007年夏に長崎市の原爆被爆対策部長に深夜取材で呼び出され性暴力を受けた女性記者が4月25日、長崎市を提訴しました。この事件へのマスコミ労働者、特に女性労働者の怒りが全国に広がっています。
責任追及に対し長崎市は「個人的な男女関係の問題」とし、インターネットなどでも中傷が流されました。その結果、女性記者はPTSDを患い、長崎から離れ第一線からも引かざるを得なくなりました。しかし報道機関にとどまり続け、今回勇気を出して提訴に及んだとのことです。
この事件はマスコミ労働者の怒りと決起を呼び起こしています。新聞労連女性組合員有志一同は「平和行政の根幹に触れる重大問題」「記者の誰もが受けたかもしれない暴力」との弾劾声明を出しました。メディアで働く女性ネットワークも抗議声明を出し、「長崎での性暴力はこれにとどまらず、警察幹部への夜回り中に別の女性記者も被害に遭っている」と、驚くべき事実を指摘しています。
今回の提訴と弾劾は、長崎の平和行政の欺瞞(ぎまん)を暴き、すべてのマスコミ女性労働者が日常的に置かれている危険への弾劾でもあります。こうした性暴力は安倍の改憲と核政策、戦争政策と一体で起きているのです。
マスコミ女性労働者の怒りの決起の広がりは、女性を先頭に青年労働者の怒りが歴史的爆発を開始していることを示しています。ほらぐちさんの勝利に示された青年労働者の決起は杉並だけの事態ではなく、全国で青年労働者、女性の歴史的決起が始まっていることを示しているのです。
今年の長崎闘争を、この事件で明らかになった長崎市の欺瞞的平和運動を乗り越え、始まった新たな青年労働者、女性の決起と一体で時代を変える闘いとして成功させたいと思います。